【講義概要】
スポーツについて倫理学的な考え方を通して理解する。スポーツは時として正否、善悪、正邪といった2項対立的な選択を強いられる時がある。しかしこうした2項対立的なスポーツに対する価値判断は時としてスポーツの持つ複雑な構造や本質をぼやかしてしまう。
スポーツが持つ複雑な構造や本質を理解し、私たちがスポーツにおいて発生したある事象に対しいかなる判断をくだしているのか。その一連の思考過程を学ぶことが目的となる。
【学習到達目標】
①体育やスポーツの諸問題を理解し、説明できるようになる。
②自分自身の価値観に基づいて、体育やスポーツの諸問題について意見を述べられるようになる。
③体育やスポーツの基礎知識を用いて、問題解決の方向性が提示できる。
【履修上の注意】
授業内容については変更することがあります。変更の場合は適宜お知らせします。
【事前準備学習】
次回の授業範囲について参考書を用いて予習し、用語の意味などを理解しておくこと。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『よくわかるスポーツ倫理学』 友添秀則 ミネルヴァ書房 2017 『スポーツモラル』 ワーレン・フレイリー 不昧堂出版 1989 『改訂スポーツ倫理』 近藤良享 不昧堂出版 2019 『スポーツ倫理』 近藤良享 不昧堂出版 2012 『スポーツ倫理を問う』 友添秀則・近藤良享 大修館書店 2000 授業は『よくわかるスポーツ倫理学』をベースに展開する。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | ガイダンス | |
2 | スポーツ倫理学とはなにか | |
3 | フェアプレイ | |
4 | スポーツパーソンシップ | |
5 | スポーツパーソンシップの実際 | |
6 | 勝敗とドーピング | |
7 | スポーツにおける八百長 | |
8 | ドーピングの実際 | |
9 | スポーツにおける暴力 | |
10 | スポーツ組織 | |
11 | オリンピック | |
12 | スポーツにおける差別 | |
13 | 差別の実際 | |
14 | スポーツと環境問題 | |
15 | まとめ | |
16 | 期末試験 | |