【主題】
経済学と社会学の学際的分野である経済社会学を基礎に、現代社会のさまざまな問題をひろく取り扱い、現代はどんな時代なのか、どんな問題が生じているのか、そしてそれを解決するには何が必要なのか、経済社会学的な関心を基礎にしつつ、研究方法と論理展開について個々の関心に合わせて卒業研究を指導していきます。
【指導方針概要】
ゼミは、本来、大学生活の中心のはずです。さまざまな講義に出席して知識を吸収し、テーマについて問題を掘り下げ、アプローチの仕方を学び、そうした大学での学習成果をゼミでの活動において活かす。そしてさらに、ゼミ活動で明らかになった新たな疑問や必要な知識について自ら調査研究したり、講義で吸収したりして…と繰り返しながら、自分が取り組みたい問題やテーマについて、2年プロジェクトで卒業研究を完成させるためにゼミはあると考えています。大学で学んださまざまなことを血肉にし、その具体的な成果として大学に、社会に提示するものが、卒業研究です。卒業研究の完成に向けて、問題意識の明確化と深化をはかり、より良い研究成果を目指して指導していきます。
ゼミにおける研究報告と議論を基礎にしながら、卒業研究の完成を目指していきます。4年生は就活が忙しくなりますが、就活をスムーズにすすめるためにも、卒論のテーマを早く決めることが重要です。といっても、就職先同様、悩んでしまうことがあると思いますが、3年での取り組みを基にして、おおまかなテーマ設定をしたうえで、より具体化する作業を私と、そして他のゼミ生と一緒に協力して進めていきます。
卒業研究では、決定した主題に対して、どのような研究アプローチをとり、その研究を基に、いかに独自の考察を展開するか、が肝です。各自の関心をベースに、一緒にまとめ方を考えていきましょう。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、１週間借りることができます。（一部貸出不可の図書もあります。）
| テキスト | 未定。 |
| 指定図書 | －指定図書は、登録されていません。－ |
【学生に対する希望事項】
遅刻・無断欠席厳禁。大人としての行動と付き合い方を求めます。
同窓生、後輩、親、お世話になった先生、そして将来今を振り返った自分に、恥ずかしくない卒業研究をしましょう。
経済社会学というのは一応の基礎であり（そもそもこの分野自体がとても多様な基盤を持っていますが）、経済社会学に限らず何らかの形で社会にかかわるものであれば分野は問いません。
何をどのようにやったらいいかわからない学生は、いっしょに考えましょう。そのために悩むことも大事な勉強です。