名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
3限社会調査実習通年名古屋 43玉川 貴子GD3321
3限社会調査実習通年名古屋 43玉川 貴子GD3321

【授業情報】

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講義概要

下記①と②を必ず読んだうえで履修すること

① 本講義は、社会調査士資格に必要な履修科目となっている「G科目」に該当するため、他の社会調査士科目2~3科目を単位修得済みであることが条件となる
② ①の条件を満たすことが必須ではあるが、履修登録変更期間開始日の昼休みに「履修者選考」を行う
③ Excel(エクセル)を使う予定なので、操作に慣れておくこと

この講義は、社会調査士資格取得志望者向けの科目である。つまり、社会問題、社会事象をとらえるための社会調査の方法を体得することを目的とし、他の社会調査士科目で修得した社会調査の基礎知識を応用し、調査を企画し、実際に調査を体験してもらう「実習科目」である。
まず、先行研究等をよく読み、レジュメの作成をしたうえで、社会的な問題関心を深める。さらに、調査に関する知識をもとに調査の企画、調査対象の選定、仮説構成、調査項目の設計、分析、調査報告書の作成までを経験、学習していく。
今回、インターネットの相談サイトにおける相談内容と宗教者からの回答を調査する予定であるため、それに関する知識、文献等への知識が必要である。そのうえで、現代社会におけるインターネット上のコミュニケーションを通じた「悩みの開示」について、テキスト分析の手法を用いて検証していく。

本講義は、現代社会学部のディプロマポリシー「知識・技能」の「現代社会の動きを的確につかみ、それをリサーチしてレポートをまとめることができる」ことを主な目的としている。



【学習到達目標】

①社会学的に文献を読む力、スキルが身につく
②調査の企画ができるようになる
③調査対象に応じた分析手法が身につく



履修上の注意

下記条件を満たさない場合、履修選考に通過しない可能性があります。よく読んでおいてください。

1. 社会調査士資格の取得を希望する者で、調査士科目の2~3科目単位修得済みであること
2. 指定されたテキストや社会調査に関する文献等を読みこなせるようにしておくこと
3. データ入力等で使う可能性があるため、Excelの操作には慣れておくこと
4. 履修登録変更期間開始日の昼休み(12時30分~)にガイダンスを行います。このガイダンスに必ず出席すること
5. 社会学やこの調査実習の手法、テーマに関する基礎知識、関心があること

※半期で3回以上欠席した場合、即失格となります。



【事前準備学習】

1)受講前にインターネット調査や内容分析の手法についての調査文献を読んでおくことが望ましい。
2)受講後は、インターネット調査に関連した文献について、受講者が各自レジュメ(要約)を作成し、講義内でレジュメを発表するという課題が課せられるので、レジュメの作成についても心得ておくこと。
3)パソコン操作、とくにExcelに慣れておくこと。また、KHcoderについて、インターネット上でも見られるようになっているので、「KH coder」で検索し、どういうソフトなのかを予習しておくこと。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書-教科書は、登録されていません。-
参考書『社会調査のための計量テキスト分析』 樋口耕一 ナカニシヤ出版 2014→2020
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

平常点50点、調査報告書(4000字以上)50点



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1調査方針に関するガイダンス
2研究倫理と調査の基礎的事項の確認
3先行研究の収集とレジュメの作成
4調査の企画
5問題意識とリサーチクエスチョンの検討
6調査対象の選定
7仮説の構成
8相談サイトの傾向と整理
9調査計画書の作成(報告書執筆まで含む)
10調査項目の作成・検討
11予備的調査
12予備的調査結果の検討
13最終的な調査項目の作成・検討
14調査の依頼文、インタビュー調査やその他調査項目の作成
15インタビュー調査やその他調査項目の検討
16定期試験期間(中間報告)
17調査実施に向けたガイダンス
18インタビュー調査と相談サイトの調査
19調査ガイドの作成
20調査データとKHcoderの起動
21テキストデータの入力
22インタビュー調査のテープ起こし
23テキストデータの集計
24テキストデータの分析
25仮説の検証
26データ分析と仮説検証についての意見交換
27報告書の執筆①問題意識と調査対象の選定
28報告書の執筆②仮説とリサーチクエスチョン
29報告書の執筆③データと分析方法
30報告書の執筆④分析結果と結論
31調査結果の公表(発表)
32定期試験期間(通年のまとめ)