【講義概要】
幼稚園教育要領の5領域の一つである「表現」は、「感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して、豊かな感性や表現する力を養い、創造性を豊かにする」ことを目指す領域として位置づけられている。そのねらいとして、「いろいろなものの美しさなどに対する豊かな感性をもつ」「感じたことや考えたことを自分なりに表現して楽しむ」「生活の中でイメージを豊かにし、様々な表現を楽しむ」の三つが挙げられている。幼児の「感じる・考える・工夫する」姿を支える保育者として、幼児の表現活動に柔軟な姿勢で向き合い、共感的に受容できるよう、造形活動の基礎的知識、保育の現場における活動展開等について学修する。
【学習到達目標】
①幼稚園教育要領に示された幼稚園教育の基本を踏まえ、領域「表現」のねらい及び内容を理解している。
②子どもの成長発達と造形活動の関わり、造形活動の基礎的知識を身に付けている。
③具体的な指導場面を想定して、指導案を作成し振り返りを通して、保育を改善する視点を身に付けている。
【履修上の注意】
・制作を中心とし、グループ討議やグループ発表も行う。自ら進んで参加し、互いの意見を尊重すること。
・自らが計画した表現技術を中心とするため、常に子どもの周りにあるものに興味、関心をもつ。
・授業中の私語は慎み、遅刻や欠席はしないよう心がけること。
【事前準備学習】
・授業で配布した資料や、本や新聞、雑誌などを読み情報を集めて授業に臨むこと。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 適宜、参考資料を配布する。 |
参考書 | 『幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説』 『幼稚園教育要領解説』 『保育所保育指針解説』 適宜、参考資料を配布する。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
・提出課題 70点
・授業取組姿勢 30点
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション 領域「表現」とは | |
2 | モダンテクニック:クレヨンを使った表現活動 | |
3 | モダンテクニック:色鉛筆を使った表現活動 | |
4 | モダンテクニック:絵の具を使った表現活動 | |
5 | 身近な素材を用いた活動:廃材の平面表現 | |
6 | 身近な素材を用いた活動:廃材の立体表現 | |
7 | 身近な素材を用いた活動:自然素材の平面表現 | |
8 | 身近な素材を用いた活動:自然素材の立体表現 | |
9 | 身近な素材を用いた活動:季節の平面表現 | |
10 | 身近な素材を用いた活動:季節の立体表現 | |
11 | 身近な素材を用いた活動:行事の平面表現 | |
12 | 身近な素材を用いた活動:行事の立体表現 | |
13 | 身近な素材を用いた活動:伝承玩具の制作 | |
14 | 身近な素材を用いた活動:伝承玩具で遊ぶ | |
15 | 「表現」のまとめ | |
16 | 定期試験期間 | |