【講義概要】
看護学は人間、健康、環境、看護という4つの基本的概念から人間生活の側面を通して、人々の健康増進および病気の予防、回復、また病気に伴う苦痛や苦悩に対して援助する学問です。看護の焦点は、このようなかかわりの過程において、対象となる人々が常に人間としての尊厳を保ち、自らの意志に沿って生活しつづけることができるように援助することを目標においています。
看護は自然科学と人文科学の両方を取り入れた応用実践科学といえます。看護の考え方や、理論、医療の中での看護の役割などを学習します。健康管理士、社会福祉士、認定心理士は、看護学における人間への姿勢、人間の理解、専門職業人として持つ技術、知識において共有するべきことは多いと思います。看護学への感心を深め、将来の職業人として歩む道に役立ててください。
【学習到達目標】
1.看護の基本概念、本質、ヘルスケアにおける看護の役割、専門性が理解できる。
2.看護の対象である人間を理解し、必要な援助過程があることが理解できる。
3.臨床看護に必要な基礎的理論を通して、対象の心理・行動の理解および援助法について理解できる。
4.保健、医療、福祉システムや関連する制度が理解できる。
【履修上の注意】
事前に授業に関連する本を読んでおきましょう。
看護は、人間の理解、病気を持った人々への理解から始まります。教授者と受け手の学生の、相互の人間的理解が必要です。また、主体的に授業に参加し、関心のあることはどんどん自分で調べましょう。そして看護とは何かを広い視野を持って考えてください。
この授業は対面(面接)授業を予定していますが、非対面授業になることもあります。
非対面授業の場合は、CCSを活用した基本型授業(教材提示・課題提出)で実施します。アプリケーションによる TV 会議システム( Teams 等)を使用して実施します。大学の方針により行います。
授業は15回行い、16回目に定期試験を行います。
【事前準備学習】
授業に関連する本を読んでおくこと。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
授業の最後(16回目)に行う試験60点、看護技術の演習レポート10点、看護理論の演習成果20%、授業中の態度10点
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 看護への導入、看護とは何か、看護の概念 | |
2 | ヘルスケアと看護の専門性、看護の対象の理解 | |
3 | 看護の本質と看護理論 看護理論の変遷 | |
4 | 保健、医療、福祉システム | |
5 | 看護過程の概念・構造 | |
6 | 看護理論の歴史/担当理論家の決定 | |
7 | 看護における基本的援助技術 | |
8 | 看護過程の演習/看護技術の演習.・DVDによる新生児の特徴の学習 | |
9 | さまざまな看護理論/理論家について調べる | |
10 | さまざまな看護理論/理論の理解 | |
11 | さまざまな看護理論/学習成果資料の準備 | |
12 | さまざまな看護理論/学習成果資料の提出 | |
13 | 看護理論の理解 | |
14 | 看護理論のまとめ | |
15 | 地域社会における看護の役割と将来展望、授業の総括 | |
16 | 定期試験期間 | |