【講義概要】
訪日外国人客数は、2012年からの5年で4倍に迫る勢いで成長して、「2020年に4,000万人」という国の目標達成も現実味を帯びて、彼らの日本国内消費額も4,4兆円という規模になっておりました。一方でコロナ禍でこれまでの状況が一変した、ソーシャルディスタンス、非接触アイテム、最新のホテル事情を取り入れながら、本講義は訪日外国人をお迎えするホスピタリティー論について、インバウンドビジネスの基本的なインプットとアウトプットを行います。
またコロナ禍でありながら、地位経済活性化の取り組みの一手段として観光・ホスピタリティ産業が熱い視線を集めてきていることには変わりなく、その振興がクローズアップされることが増えてきています。ホスピタリティ産業は一般的に労働集約的であるため、地域の雇用吸収の貴重な受け皿としても期待されています。
この授業では、ホスピタリティ産業への就職希望者や観光行政、観光振興の将来的な担い手を念頭に、業界で求められる最低限の知識を備えた人材の養成を目指します。
※COC地域志向型科目
【学習到達目標】
■インバウンドビジネス(訪日外国人観光)ビジネスの可能性を理解し、説明できるようになる。
■訪日する外国人を国別に理解し、説明できるようになる。
■外国人観光客を集客するには、その方法について説明できるようになる。
■外国人観光客を受け入れる為の受け入れ態勢を理解し、説明できるようになる。
■新しいオリジナルのインバウンドビジネスの経営戦略を構築する。
【履修上の注意】
■航空業、観光業といったホスピタリティ産業への就職希望者を念頭に、総論にとどまらず業務知識やノウハウなども紹介し、業界の「即戦力」となる人材の養成につながるような授業をしていきたいと考えています。
■授業中の私語、居眠り、スマホ、パソコン内でのSNS会話等は欠席扱いとする場合があります。
■地域フィールドワークの実施日は変更になったり、週末(土日)開催になったりする場合があります。(実施日は1カ月前に連絡します。)
【事前準備学習】
■次回の授業部分の教科書の該当部分を指示しますので、予習しておきましょう。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『インバウンドビジネス 入門講座』 村山慶輔 翔泳社 2018 教科書は購入しなくても単位取得は可能ですが、より理解は深まると思いますので、購入をお勧めいたします。 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
平常点(参加態度、積極性、意見、質問等)20%、ミニッツペーパー20%、
研究発表60%(グループ:テーマは授業で指定する)
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション | |
2 | インバウンドビジネスの可能性 | |
3 | 国別訪日外国人観光客の傾向 (中国、韓国、台湾、香港) | |
4 | 国別訪日外国人観光客の傾向 (アメリカ、タイ、マレーシア、イギリス) | |
5 | インバウンドビジネスのPDCA | |
6 | 受け入れ体制 | |
7 | 集客方法 (B to B) | |
8 | 集客方法 (B to C) | |
9 | 第1回研究発表計画の決定(SWOT分析と着地型旅行商品)、ホスピタリティーの歴史等 | |
10 | 学外地域フィールドワーク講義:ANAクラウンプラザグランコート名古屋(予定) | |
11 | 第1回研究発表 | |
12 | 第2回研究発表計画の決定 | |
13 | ゲストスピーカー講義:(一財)飛騨高山観光コンベンション協会(予定) | |
14 | 第2回研究発表 | |
15 | ゲストスピーカー講義:名古屋プリンスホテル(予定) | |
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