【講義概要】
国際環境について、遠くの問題としてではなく、身近な問題と結びつけて理解し、国際環境問題への対応策について考え、行動につなげていくための講義としていきます。
講義の前半には、国際環境の現状について歴史的背景を踏まえて理解していきます。中盤には、国際環境の変化の影響を大きく受ける身近な災害とのつながりについてと、2010年に名古屋市で開催された生物多様性締約国会議での議論とその後についても理解を深めていきます。終盤では、国際環境問題への具体的な解決策について、グループで発表し、今後の行動につなげられるようにしていきます。
【学習到達目標】
・国際環境が自分自身とも密接に関係している課題であることを理解すること
・自分たちの身近な環境が直面している課題が国際環境の課題とつながっていることについて理解すること
・身近な環境問題解決が、国際環境に資する可能性があることを理解すること
・自分たちで課題解決の方策を見つけ得ること
・それらを理解した上で、国際環境の良化に向けての具体的な行動に結び付けられること
【履修上の注意】
受講生主体型の講義で、ワークショップを多用し、プレゼンテーションの機会も設けます。
【事前準備学習】
自分自身の身近に存在する国際環境に関する課題とは何か?感度を上げて考えておいてください。また、ニュースなどにも敏感に。情報の真贋を判別するために、特定のメディアだけに情報を頼らずに、メディア・リテラシーについても、意識し始めておいてください。
授業での学びを授業内だけで留まらせるのではなく、日常生活を送る中での具体的な事象と結びつけて考えるようにしておいてください。その繰り返しが、最終盤のプレゼンテーションに活かせることになり、また、日々の行動につながっていきます。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 講義時に適宜指示します。 |
参考書 | 講義時に適宜指示します。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
授業への参加度を授業へのコメント・ペーパーで測り平常点評価します。加えて、最終盤に実施するプレゼンテーションの得点を加味します。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション | |
2 | 国際環境の現状を知るために | |
3 | 身近な環境問題を出し合う | |
4 | 公害から環境、そして地球環境へ | |
5 | 世界三大産業災禍+1 | |
6 | 国際環境の変化と災害の激化① | |
7 | 国際環境の変化と災害の激化② | |
8 | 国際環境の変化と災害の激化③ | |
9 | 生物多様性を巡る議論① | |
10 | 生物多様性を巡る議論② | |
11 | 身近な環境問題の解決策に向けて | |
12 | 環境問題の課題解決策発表① | |
13 | 環境問題の課題解決策発表② | |
14 | SDGs時代の国際環境 | |
15 | まとめ | |
16 | 定期試験期間 | |