【講義概要】
本講義では、教師として職業指導を行うために必要な基礎知識やスキルの習得を目的とする。
そのために、まず産業構造や産業社会における職業について検討する。そして、学校等における職業指導について学習し、職業適正について検討する。
また、近年の雇用の現状と諸問題を概観した上で、キャリア教育の位置づけ、キャリア・ガイダンスの代表的な理論と個性把握のためのアセスメントの方法を身につける。後期は職業情報、職業分類等、職業に関わる知識を整理した後、キャリア開発、キャリア支援の方法に関する基礎的な理論と方法の習得する。
【学習到達目標】
職業指導・キャリア教育の位置付けを理解している。
学校の教育活動全体を通じたキャリア教育の視点と指導の在り方を例示することができる。
職業指導・キャリア教育における組織的な指導体制及び家庭や関係諸機関との連携の在り方を理解している。
キャリア・ガイダンスに関する諸理論の説明や、ツールを適切に使用することができる。
【履修上の注意】
積極的な授業への取り組みを望む。
【事前準備学習】
授業前に教科書の当該箇所を読み、専門用語や不明な用語は予め調べておく。
授業後においてはノート等を整理し授業内容を再現できるようにしておく。
さらに興味ある事項については、さらに調査をしノートに記述する。
これらについては小テストで確認をする。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『新時代のキャリア教育と職業指導 : 免許法改定に対応して』 佐藤史人 他 編著 法律文化社 2018 |
参考書 | 授業時に示す。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
毎講義ごと行う小テスト(60点)、レポート(20点)と学習態度(20点)で評価する。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 1: ガイダンス(授業の概要と今後の進め方について説明する)、職業について | |
2 | 2: 産業構造の変化と職業 | |
3 | 3: 組織社会の職業の特徴 | |
4 | 4: キャリア開発と職業指導 | |
5 | 5: 職業指導について | |
6 | 6: 職業適性とその分類 | |
7 | 7: 職業指導の指導領域 | |
8 | 8: キャリア開発の職業的性 | |
9 | 9: 学校におけるキャリア開発と支援(小中学校) | |
10 | 10: 学校におけるキャリア開発と支援(高等学校) | |
11 | 11: 学校におけるキャリア開発と支援(専門学校) | |
12 | 12: 学校におけるキャリア開発と支援(大学) | |
13 | 13: 学校におけるキャリア開発と支援(大学卒業後) | |
14 | 14: 雇用に関する権利と義務 | |
15 | 15: 本講のまとめ(本講のまとめをする) | |
16 | 定期試験期間 | |