【講義概要】
ヒトは食事することにより食物から栄養を摂取し生命を維持しているが、偏った食事などにより摂取する栄養のバランスが悪いと、ヒトは体調を崩したり病気になったりする。言い換えれば、ヒトの健康は摂取する栄養素のバランスにより保たれていると言っても過言ではない。このような栄養素の機能や特性を研究・解明し、ヒトの健康維持や増進、疾病予防などに役立てる学問分野が栄養学である。本授業は、この栄養学について広く学び、そこで得た知識を実生活に生かせるような内容としている。
【学習到達目標】
本授業で学んだ知識を、自身や家族の健康管理や疾病予防に活用できる人材、あるいは、食の重要性を説くことができ、ライフステージに対応した食事内容など、人の食生活に的確なアドバイスができる、リーダー的な人材の育成を目標とする。
【事前準備学習】
可能な限り、授業に使うパワーポイントファイルをプリントアウトし、資料として事前に配布するので、前もって目を通しておくこと。また、授業の最後に簡単な課題を出題する。その解答はファイルに保存し、CCSへ提出を求める。質問などがあれば、その解答ファイルに書き込むこと。質問の回答は、できる限り授業内で行う。提出された課題の解答は採点し、成績評価の一部とする。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 教科書は使わない。授業ごとに資料を配布する。 |
参考書 | 『食物学概論 第2版』 藤原 葉子 光成館 2012 『食物学 I –食品の成分と機能- 第2版』 (公社)日本フードスペシャリスト協会 建帛社 2017 『三訂 栄養と健康 第2版』 (公社)日本フードスペシャリスト協会 建帛社 2020 『基礎栄養学 第4版』 田地 陽一 羊土社 2012 『応用栄養学 改定第2版』 栢下 淳、 上西 一弘 羊土社 2014 なし |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
授業ごとに出題する課題の得点(合計で45点満点)と、定期試験の得点(55点満点)の合計100点で成績を評価する。課題および定期試験の評価基準は、授業内容の理解度と、解答として記入された文章など記述内容の論理性とする。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | イントロダクション / 食品の機能 | |
2 | 人体と食物 | |
3 | 栄養とエネルギー | |
4 | 栄養素の基礎知識1 炭水化物 | |
5 | 栄養素の基礎知識2 たんぱく質 | |
6 | 栄養素の基礎知識3 脂質 | |
7 | 栄養素の基礎知識4 ビタミン類 | |
8 | 栄養素の基礎知識5 ミネラル・水分他 | |
9 | 食物と栄養素 / 食品成分表 | |
10 | 健康と栄養 / 食生活指針 | |
11 | ライフステージと栄養1 胎児期~思春期 | |
12 | ライフステージと栄養2 成人期~高齢期 | |
13 | 食品の安全性 | |
14 | 食物アレルギー | |
15 | 食を巡る諸問題 | |
16 | 定期試験期間 | |