【講義概要】
本科目では、多文化共生において求められる実践的な英語の運用能力とコミュニケーション能力の育成に主眼を置きながら、現代の国際社会における最重要課題と言っても過言ではない環境・エネルギー問題に目を向け、私たちが抱える問題の所在を確認し、その問題の解消・改善に向けて私たちがやるべきことについて考えていく。
日本はその地理的条件から豊かな自然環境に恵まれているが、一方で地震や津波、エネルギーの大量消費、ごみの問題など、環境に関する問題も多く抱えてきた。また、それらの問題は多かれ少なかれ世界とのかかわりを持っており、その世界もまたさまざまな環境問題に直面している。本科目では、日本が置かれている地理的条件を踏まえつつ、日本および世界が抱える環境問題に目を向け、自分たちがそれらの問題に対してどのように振舞うべきかを検討していく。
具体的な活動としては、英語の資料(新聞記事、雑誌記事、インターネット上の記事、論文、書籍、映像資料など)を通して、世界が実際に抱える環境・エネルギー問題について理解した上で、その問題に対してどのように対応していくべきかについての自らの考えを、エッセイやポスターの作成、ディスカッションやプレゼンテーションなどを通して英語で他者に発表する。
なお、本科目は留学生別科との合同開講科目となっているため、留学生と共修する可能性がある。
【学習到達目標】
・世界の環境・エネルギー問題について英語で編集された資料を理解するとともに、その問題についての自身の考え、解決策などをまとまりのある英語にまとめ、口頭または文章で発表することができる。
【履修上の注意】
Teamsチームコード:didlggx
・授業内活動を重視するので、単に出席するだけでなく、活動への積極的な参加を求める。
・PC・スマートフォンを積極的に活用するので、常に使えるように準備して、毎回の授業に持参すること。
・グループワークを中心に進めるので、他の受講生(留学生を含む)とともに協力しながら学び合う姿勢を求める。
【事前準備学習】
事前・事後学習についてはその都度指示するが、グループで行う課題を出す場合があるので、その場合はTeams等で他のメンバーとよくコミュニケーションをとりながら進めることを求める。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 印刷教材は教員が準備する。 |
参考書 | 授業内でその都度紹介する。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
・平常試験(小テスト)・定期試験:40%
・授業内活動・課題など:50%
・平常点(授業への参加度など):10%
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 1. オリエンテーション:講義内容・評価方法について | |
2 | 2. 日本の地形と気候 | |
3 | 3. 地震と津波を知る | |
4 | 4. 地震と津波への対策 | |
5 | 5. 日本の四大公害 | |
6 | 6. 日本のエネルギー事情 | |
7 | 7. 再生可能エネルギー | |
8 | 8. プラスチック問題を知る | |
9 | 9. プラスチック問題への対策 | |
10 | 10. 地球温暖化と気候変動 | |
11 | 11. 水とトイレ | |
12 | 12. 安全な水とトイレの確保のために | |
13 | 13.日本と世界の違いを認識しよう | |
14 | 14.プレゼンテーション(1):自然災害・環境汚染・エネルギー | |
15 | 15.プレゼンテーション(2):プラスチック・気候変動・水とトイレ | |
16 | 定期試験期間 | |