【講義概要】
貿易は、国家利益を確保し増大させる手段である。輸入は、われわれの生活や企業活動に必要な海外物資を入手する。原材料やエネルギー資源、部品、中間財、資本財の輸入は円滑な生産活動や雇用の増大に欠かせない。
また海外で効率的に生産された安価な消費材の輸入は、国民生活を豊かにし向上させる。輸入は、国内に競争を導入し、物価を引き下げたり、安定的な発展に貢献する。一方、輸出は、比較優位性をも材やサービスを輸出することによって、経済成長や外貨の獲得に貢献する。貿易は、輸出にしても輸入にしても、生活活動を活発にし、国民生活を豊かにするので、当事国の双方に利益をもたらす。
本講座では、将来、貿易実務に携わる商社、ロジスティック、倉庫業の就職を目指し、通関士、国際貿易検定などの取得に基礎的な知識取得につながるよう授業を展開する。
【学習到達目標】
■経済のグローバル化と我が国の貿易体制について理解し、説明できること
■貿易取引の全体像の理解をし、説明できること
■貿易実務を取引の流れにそって、輸出、輸入通関での必要書類、手続きを理解する。
【履修上の注意】
■毎回の教材・資料は講師が前週にCCSにてアップいたしますので、各自印刷してください。
■授業中の私語、居眠り、スマホ、パソコン内でのSNS会話等は欠席扱いとする場合があります。
■地域フィールドワークの実施日は変更になったり、週末(土日)開催になったりする場合があります。(実施日は1カ月前に連絡します。)
■遠隔授業:CCSを活用した基本型授業とTV会議システム(TEAMS等)を併用して実施します。
【事前準備学習】
毎回の教材・資料は講師が前週にCCSにてアップいたしますので、各自一読しておいてください。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『貿易実務ハンドブック(ベーシック版)』 日本能率協会マネジメントセンター 2018 |
参考書 | 『貿易政策と国際経済関係』 秋山賢治 同文館出版 2017 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
提出物60点(レポート、ミニッツペーパー)、平常点(授業態度、積極的な授業参加)40点
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション | |
2 | 国際貿易体制と日本 | |
3 | 貿易の全体像の理解 | |
4 | マーケティングと取引交渉 | |
5 | 契約書の基礎知識 | |
6 | 取引条件(品質、数量、価格等) | |
7 | 取引条件(インコタームズ) | |
8 | 取引条件(輸送方法、保険、決済) | |
9 | 輸出手続き | |
10 | ゲストスピーカー講義:名古屋税関 | |
11 | 輸入手続き | |
12 | 貿易取引と外国為替相場 | |
13 | ゲストスピーカー講義:株式会社進和(東証一部上場企業) | |
14 | まとめ、議論 | |
15 | ゲストスピーカー講義:飛島コンテナ埠頭株式会社(オンラインリモート見学) | |
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