【講義概要】
2000年以降,急速に普及したインターネットは,我々の日常生活から政治,経済,文化にいたるまで,広範囲にわたって大きな影響を及ぼし続けている。ネットの普及により,現在,若者のテレビ離れが進んでいると言われているが,戦後長きにわたって,テレビはメディアの覇者であり続けた。本講義では,テレビを通じて発生したさまざまな文化現象を取り上げ,テレビによって作られた各時代の空気について考察することを目的とする。
この授業は,本学のディプロマ・ポリシー【思考力・判断力・表現力】のうち「共生可能な持続的社会形成のための思考力・判断力・行動力を身に付ける」ことを主な目的としています。
【学習到達目標】
戦後の大衆文化史を振り返ることで,自分よりも上の世代の人達がどのようなテレビ番組や音楽に触れてきたかを知り,ジェネレーションギャップの解消に役立てる。
【履修上の注意】
・私語は厳禁です。
・毎回、ミニッツペーパーの提出を求めます。
【事前準備学習】
授業中に理解できなかった部分はそのままにしておかず、ミニッツペーパーで質問するか、自分で調べて解決するよう努力すること。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 使用しません。 |
参考書 | 授業の中で紹介します。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
毎回の授業後に提出してもらうミニッツペーパーの内容で評価します。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | イントロダクション:テレビと大衆文化 | |
2 | 50年代Ⅰ:アメリカ文化大量輸入 | |
3 | 50年代Ⅱ:ラジオからはジャズが流れていた | |
4 | 60年代Ⅰ:白黒テレビからカラーテレビの時代へ | |
5 | 60年代Ⅱ:ビートルズがやってきた! | |
6 | 70年代Ⅰ:スプーンは「すくうもの」ではなく「曲げるもの」になった | |
7 | 70年代Ⅱ:フォーク・ブームとニューミュージック | |
8 | 80年代Ⅰ:テレビゲーム時代到来! | |
9 | 80年代Ⅱ:ロックが死に、ポップの時代へ | |
10 | 90年代Ⅰ:ホームドラマが衰退し、恋愛ドラマの時代へ | |
11 | 90年代Ⅱ:J-POP黄金時代 | |
12 | ゼロ年代Ⅰ:ケータイが本格的に普及 | |
13 | ゼロ年代Ⅱ:CDの販売不振と音楽フェスの盛況 | |
14 | 現在:ネットが普及し、テレビの時代が終わった | |
15 | まとめ | |
16 | 定期試験期間 | |