名古屋学院大学シラバス


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【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
3限言語と心理秋A名古屋 22有薗 智美FE2334

【授業情報】

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講義概要

本講義では、「認知言語学」の理論に基づき、言語を分析する。「認知言語学」とは、言語を、人間の一般的認知能力(感覚、思考、感情)との関係で考えようとする学問である。言い換えれば、私たち人間が身の回りで起こる物事をどう捉え、それに対してどう反応するかということを、言語は反映していると考える。私たちを取り巻く世界の捉え方は、人間一般に共通した部分と文化によって異なる部分があり、言語を見れば、それを話す人々の世界の捉え方の共通点や相違点が見えてくる。このような考え方に基づき、本講義では、特に日本語・英語の表現を通して、言語と人間の認知の関係を明らかにしていく。

なお、本講義では、外国語学部におけるディプロマポリシー(DP)に挙げられる以下の能力の獲得を目指す。
なお、本講義では、外国語学部におけるディプロマポリシー(DP)に挙げられる以下の能力の獲得を目指す。
【知識・技能①】言語についての幅広い知識を獲得し、それを活かすことができる。
【主体性・多様性・協働性⑧】「ことば」という観点から、英語がもつ特質・特徴についての十分な知識を獲得する意欲を持っている。
【主体性・多様性・協働性⑩】実社会で必要な自主性、協調性、ルール順守など、責任ある社会的態度を身につけ、集団内で積極的に活躍できる。



【学習到達目標】

・ 人間の認知と言語の関係について理解できる。
・ 認知言語学の理論をふまえ、日本語と英語の特徴を分析できる。
・ 日本語を学ぶ外国人に、日本語特有のものの考え方などを教えることができる。



履修上の注意

教科書を毎時必ず持参すること。

以下の行為は平常点の減点対象となる。
・ 私語
・ 居眠り
・ 飲食
・ 携帯電話の使用
・ 教科書忘れ
・ 遅刻(授業開始後15分まで、それ以降は欠席扱い)

また、5回目の欠席で自動的に失格。公欠制度はないので注意。

この授業のTeams上のチーム名とコードは以下のとおりである。
課題提出や授業連絡がTeamsでなされることもあるので、授業に履修登録したら必ず以下のTeamsにもメンバー登録すること。
  チーム名: 【木3有薗】言語と心理(2024秋)
  コード: rsfidd0



【事前準備学習】

テキストの当日扱う章を読んでおくこと。




【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『認知言語学入門』 籾山洋介 研究社 2010
参考書-参考書は、登録されていません。-
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

・ 平常点    …5%
・ 毎時のタスク …55%
・ 最終試験   …40%

以上により、総合的に評価する。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1Introduction (授業概要、注意点、評価方法等)
2第1章: 認知言語学の考え方(1):基本的な認知能力
3第2章: 認知言語学の考え方(2):経験の重視
4第3章: カテゴリー化とプロトタイプ
5第4章: 同じ物事に対する異なる捉え方
6第5章: メタファー
7第6章: メトニミー
8第7章: 主体化
9第8章: 経験基盤主義:身体性
10第9章: 意味と認知領域
11第10章: イメージスキーマ
12第11章: フレーム
13第12章: 百科事典的意味
14第13章: 使用依拠モデル
15第14章: 認知言語学の位置づけ
16定期試験