【講義概要】
保育者は、特定の表現活動に偏らず、幼児の素朴な表現から友だちと相互に楽しむものまで、
幅広く幼児が表現できるよう、見通しを持った準備や環境を工夫することが求められます。
さらに、幼児に愛情をもち、可能性を信じて適切に接していくことも重要であると考えます。
本演習では、造形表現活動を中心に、幼児の実態に応じた保育内容の展開や指導方法を学びます。
例えば、新聞紙、紙コップ、自然物の枝、葉、木の実など。
子どもたちの身近にある素材を使った活動を通し、みなさん自身が造影表現の楽しさを体感してください。
【学習到達目標】
①「表現」のねらいや内容及び全体構造を理解し、幼児が主体的に表現することを楽しむための働きかけを身に付けることができている。
②素材や道具の活用法を知り、現場で活かされる効果的なあり方を理解することができている。
③自分自身が造形表現を楽しみ、実践力を身に付ける。
【履修上の注意】
・グループで取り組む活動も取り入れるため、自ら進んで参加し、互いの意見を尊重すること。
・予習や復習を積極的に行い、自ら主体性をもって学び続けること。
・幼児の発達段階を踏まえ、教材研究をおこなうこと。
・制作活動を主におこなうため、材料や道具を忘れないこと。
・指示された締め切りを厳守すること。
【事前準備学習】
・配布資料を読み自分の考えをまとめる。
・体験的に学習する中で、学生自身の言葉や表現、学びの過程等を記録や写真にとり、ポートフォリオを作成する。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 適宜、参考資料を配布。 |
参考書 | 『幼稚園教育要領解説』 『幼保連携型認定こども園教育保育要領解説』 『保育所保育指針解説』 適宜、参考資料を配布。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
・提出課題 70点
・授業取組姿勢 30点
〈幼児の発達段階を踏まえ、教材研究をおこなっているか重視する〉
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション | |
2 | ポートフォリオについて | |
3 | ペープサート:お話しの計画 | |
4 | ペープサート:制作 | |
5 | ペープサート:彩色 | |
6 | ペープサート:完成、発表 | |
7 | 造形表現の提案:平面 | |
8 | 造形表現の提案:立体 | |
9 | 造形表現の提案:飾る | |
10 | 造形表現の提案:遊ぶ | |
11 | ペープサート:お話の計画 | |
12 | ペープサート:制作 | |
13 | ペープサート:彩色 | |
14 | ペープサート:完成、発表 | |
15 | ポートフォリオをつくる | |
16 | 定期試験期間 | |