【講義概要】
高校までの日本史学習においての「文化史」は、政治史学習の付録的に扱われることが多い。また、その学習も寺院・仏像・建築物などの名称の羅列を暗記する学習にとどまっているのが現状である。本講義では、文化財・文化的現象について、その時代の政治動向や社会背景との関連に留意しながら解説を行う。その際、画像・動画・レプリカなどを利用し、その文化財の特徴や美しさの理解を深める。
将来、観光、旅行、ホテルなどの業界をめざす学生にとって必要不可欠な案内が可能な知識の獲得に努める。
なお、本講義は国際文化学部デイプロマポリシーの「知識・技能」の「日本および世界の各地域の文化・歴史・社会・政治・経済などを学び、グローバル社会における多文化理解を身につけることができる。」に該当し、カリキュラムポリシーの「日本、アジア、アメリカ、ヨーロッパをはじめ現代の文化圏について、文化・歴史・社会・政治・経済など多面的な視点から学ぶ。」の、それぞれ日本の分野に該当します。
【学習到達目標】
古代から近代までの日本の文化財に関する知識を習得し、その特質を理解する。
【履修上の注意】
【重要】
◎【特に重要】
毎回講義終了後に、その講義をまとめや感想を小「レポート」提出してもらいます。
これを提出しないと毎回受講していても単位は出ません。必ず、提出してください。
◎コロナの流行で大学への出校が不可能になった場合には、
Teamsを利用したライヴ配信形式で実施します。
【事前準備学習】
各回に課せられる課題やレポートで必ず予習・復習をしてくること。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『詳説日本史図録』 山川出版社 講義では、最新版を使用しますので、高校時代の旧版ではページ数や図版が異なる場合が有り、
進行上、支障をきたす恐れがありますので、現時点での最新版の入手(大学での「教科書販売」で)を推奨します。
アマゾンや他の書店で購入すると、付録資料が付かない場合があり困ります。 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
平常点70%(課題30% 授業態度40%)、レポート30%
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | ガイダンス―日本文化史を学ぶにあたって― | |
2 | 古代の文化(1)縄文・弥生文化 | |
3 | 〃 (2)飛鳥・白鳳文化 | |
4 | 〃 (3)天平文化 | |
5 | 〃 (4)平安文化 | |
6 | 中世の文化(1)鎌倉文化 | |
7 | 〃 (2)鎌倉仏教 | |
8 | 〃 (3)北山文化 | |
9 | 〃 (4)東山文化 | |
10 | 〃 (5)戦国時代の文化 | |
11 | 近世の文化(1)桃山文化 | |
12 | 〃 (2)寛永文化 | |
13 | 〃 (3)元禄文化 | |
14 | 〃 (4)化政文化 | |
15 | 近代の文化(1)明治・大正文化 | |
16 | #16 定期試験期間 | |