【講義概要】
東南アジアのフィリピン共和国における国語・公用語であるフィリピン語を学習する。
近年、フィリピンは経済成長を続けているものの、豊かな人々と貧しい人々との格差が大きい。しかし、庶民生活を味わう中で、とても人づきあいがよく、快適さを感じるものである。最も近い東南アジアの国として、日本との歴史的関係も深い。日本で暮らすフィリピン人も多く、在日外国人として、中国、韓国・朝鮮、ベトナムに次ぐ人数となっています。学生の中にもフィリピン系の人が増えています。そんな身近に使われるフィリピン語について学びます。
英語が堪能なフィリピン人は多いですが、英語はフィリピン人にとっては「よそ行きの言語」です。フィリピン人の日常世界を知り、人々の心を知るにはフィリピン語の理解が必要です。
そうした趣旨に基づき、本授業では、フィリピン語を学ぶことを主眼とする。テキストにはフィリピンの文化社会に関するコラムも記されており、適宜、文化社会の理解にも努める。
授業はテキストを用い、練習問題にも取り組みながら、進める。
【学習到達目標】
フィリピン語の基本を習得し、基本的な会話ができるようにする。
【履修上の注意】
教科書は事前に購入し、初回の授業に持参してください。課題を用いて、ほぼ毎回、小テストを実施します。
言語の学習なので継続した出席を求めます。授業を5回休んだら、授業放棄と見なす。20分以上遅刻したら、正当な理由がない限り、欠席とみなす。私語厳禁。授業中は携帯電話を使わないこと。
【事前準備学習】
教科書を購入し、「はじめに」を読んでおいてください。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、１週間借りることができます。（一部貸出不可の図書もあります。）
| 教科書 | 『フィリピン語 第4刷』 大上正直・ジェニーヨシザワ 大阪大学出版会 2023
音声ダウンロードもついていますので、活用してください。 |
| 参考書 | 『現代フィリピンを知るための6４章』 大野拓司他 明石書店 2016
『大学のフィリピノ語』 山下美知子他 東京外国語大学出版会 2018
『デイリー 日本語・フィリピン語・英語辞典』 大上正直監、 三省堂 2018 |
| 指定図書 | －指定図書は、登録されていません。－ |
【評価方法】
平常点、授業への参加姿勢。ミニッツペーパーにより、適宜課題を出すので、課題提出。そして、学期末試験を総合評価。
【講義テーマ】
| 回数 | テーマ | テーマURL |
| 1 | 授業の説明 フィリピンとフィリピン語 | |
| 2 | テキスト 文字と発音 など | |
| 3 | ３課 挨拶 | |
| 4 | ４課 今日の昼食は？（１） | |
| 5 | 同（２） | |
| 6 | ５課 それがニックネームだから | |
| 7 | 6課 兄弟はいるの？ （１） | |
| 8 | 同 （２） | |
| 9 | 7課 他にも日本人はいる？（１） | |
| 10 | 同（２） | |
| 11 | 8課 パルマホールはどこ？（１） | |
| 12 | （２） | |
| 13 | 9課お腹がペコペコだ | |
| 14 | 10課 トライノーマの方がもっといいなあ | |
| 15 | 試験 | |
| 16 | 予備 | |