【講義概要】
本講義では、私たちの暮らしにかかわる法を主なテーマとして、法学を初めて学ぶ初学者を対象に、憲法、民法、商法など各法分野における基礎的知識を身につけることを目指します。どのような場合にどのような法律が関係してくるのか、最新のニュースや身近な例を交えながらわかりやすく説明します。また、法律や裁判で使われる用語、条文・判例の読み方など法学の学習に必要な基礎知識についても適宜説明を行います。この講義は、社会生活の中に生きている法の役割や機能を理解し、現代社会における様々な問題について法的に考える力を身につけることを目標とします。
なお、本学のカリキュラム・ポリシーに掲げる≪NGU教養スタンダード科目≫に該当し、ディプロマ・ポリシーに掲げる法学に関する「基本的知識を体系的に身に付ける」とともに、「実社会で生起する様々な課題を正確に理解し、それぞれの学問領域に即して解決策を考える」能力を養うことを目的とします。
【学習到達目標】
・私たちの日常生活における法の役割・機能を正しく理解する。
・法と社会のかかわりを知り、法的な思考力を鍛える。
・法律用語、条文の読み方など法学における基礎的知識を涵養する。
【履修上の注意】
・受講者の理解や希望などによって講義テーマを変更する場合があります。
・日々のニュースや新聞に興味を持ち、目を通してください。
・授業では紙媒体の六法を使用しますが、webでの六法の使用も可能です。
【事前準備学習】
事前学習:講義テーマに関する配布のプリントや資料、参考書の当該箇所を一読すること。
事前学習:講義で扱った内容を中心に復習すること。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | ・教科書は特に指定しません。毎回の授業でプリントや補足資料を配布します。
また、必要に応じて、新聞記事や判例などの資料を配布します。
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参考書 | 『法学入門 第6版補訂版』 末川博編 有斐閣双書 2014 『法学入門〈第4版〉』 永井和之編、 森光編 中央経済社 2023 ・その他参考書は、授業時に適宜紹介します。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
・平常点50%、学期末レポート50%
学期末レポートや評価方法の詳細については、第1回目の授業で説明します。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | ガイダンス:法とは何か | |
2 | 裁判制度、裁判の基準 | |
3 | 法の適用、法の解釈 | |
4 | 公法とは | |
5 | 基本的人権 | |
6 | 私法とは | |
7 | 民法と商法の違い | |
8 | 商法と会社法 | |
9 | 私法上の権利主体 | |
10 | 契約の自由 | |
11 | 約款 | |
12 | 財産 | |
13 | 損害賠償 | |
14 | 貿易取引と法 | |
15 | 国際輸送と法 | |
16 | 定期試験期間 | |