【講義概要】
基礎英語1では,リハビリテーションに関連した英語表現に触れながら,①英語語順の主語・述語の基本構造(基本3文型SV, SVC, SVO)と品詞,②基本動詞や空間詞のコア(核となる)イメージ,③カタコトざっくり和訳を利用した英文解釈,④英語音読練習と発音,⑤英単語の語源,の5要素に焦点を当てて英語力を伸ばしていく。
①英語の語順は世界の言語の中ではかなりシンプルであり「何が」「どうした」をはっきり表現することが大切である。本授業では日本語的表現を気にせず,常に英語語順の「何が,どうした(SV)」「何=何だ(SVC)」を意識して英語の語順に慣れていく。
②英語と日本語は言葉の成り立ちが違うため英和辞典ではひとつの英単語を説明する複数の日本語訳(意味)がバラバラに感じることがある。本授業では基本動詞や空間詞に関するコア(核)イメージに触れることで,一見バラバラな日本語訳(意味)が実は一つのコア(核)となるイメージから派生していることを体験する。
③英文をきれいな日本語に訳すのは日本語力の問題であり英語習得には不要である。本授業ではカタコトざっくり和訳に触れて英文の内容(ストーリー)をざっくりとしたイメージ捉える練習をする。
④英語習得には英語を自分の口から発話することに慣れることがとても大事である。本授業ではユニットごとに英文音読を録音することで自分を英語発話に慣れさせる訓練をする。音読時のポイントはざっくりと「心を入れる」「内容をざっくりイメージする」「相手に伝えようとする」。また英語発音も練習する。
⑤語源を利用して英単語の意味を捉える練習をする。
【本科目はカリキュラムポリシー1に位置する】
【学習到達目標】
〇英語の文章を見たときにSV(何がどうした)をさがすクセをつけ,品詞を意識できるようになる。
〇英文をきれいな日本語訳にしようとせず,英語語順に近いカタコト和訳で解釈できるようになる。
〇基本動詞や空間詞などの英単語のコアイメージを利用することができるようになる。
〇英文を音読し,英語で発話することに慣れる。
〇英文音読時に,自分が発話している内容(意味)をなんとなくイメージしながら発話できるようになる。
〇相手に届く(伝わる)英語発音を意識する。
【履修上の注意】
1. 欠席は減点する。
2. 部活動の大会出場や身内の不幸など,やむを得ない事情で欠席する場合は事前に教員に連絡を入れ,後日欠席届を提出すること。(この場合は減点しない)
3. 授業全15回のうち3分の2(10回)の出席に満たない者は失格とする。
4. 毎回の授業で取り組んだ課題は必ず提出すること。課題提出数が足りないものは不合格とする。
5. 30分以上の遅刻は欠席扱いとする。尚,鉄道・バス等の公共交通機関に遅延があった場合は遅延証明を提出すること。
Teams名:【水3平石】基礎英語1(2024春)
【事前準備学習】
テキストに載っている知らない単語は事前に調べておく。
復習として,授業内で触れた英文は意味内容をざっくりイメージしながら何度も復唱して自分を英文発話に慣れさせていく。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『PT・OTが書いた「リハビリテーション英会話」』 三木貴弘,今本大地,岡谷内美乃里著 メジカルビュー社 2018年3月 (この教科書は1年を通して使用するので,4月に購入しておくこと) |
参考書 | [オンライン辞典]
Weblio英和辞典/Oxford Learner’s Dictionary/Longman Dictionary/Cambridge Dictionary/medical-dictionary.thefreedictionary.com
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指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
平常点20%,音読課題40%, 試験40%
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテイション | |
2 | Lesson 1 初回の挨拶をしよう | |
3 | Lesson 2 痛む部位を聞いてみよう | |
4 | Lesson 3 痛みの種類や程度を聞いてみよう | |
5 | Lesson 4 痛みの経過を聞いてみよう | |
6 | Lesson 5 基本的な肢位を指示してみよう | |
7 | Lesson 6 応用的な肢位を指示してみよう | |
8 | リバビリテイションに役立つ様々な英語表現(1) | |
9 | Lesson 7 バイタルサインを確認しよう | |
10 | Lesson 8 自動可動域を測定してみよう | |
11 | Lesson 9 他動可動域を測定してみよう | |
12 | Lesson 10 体幹の可動域を測定してみよう | |
13 | Lesson 11 頸部の可動域を測定してみよう | |
14 | リバビリテイションに役立つ様々な英語表現(2) | |
15 | Full review(学習成果確認テスト) | |
16 | 定期試験期間 | |