名古屋学院大学シラバス


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【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
4限キリスト教概説1春A名古屋 21石田 聖実AC1101

【授業情報】

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講義概要

「キリスト教概論1」は、建学の精神として本学の教育を基礎づけるキリスト教の教えを学ぶことを通して、幅広い知識や技能を修得するために必要とされる謙虚な学びの姿勢、社会における課題を発見するための視座、他者を理解・尊重することにより積極的に向かう姿勢を形成することを目的とします。
そのため本講義では、聖書の示す神観、人間観、世界観を学び、「人間とは何か」そして「人間がこの世界にあっていかに真実の生を生きうるのか」という問題について考察することを通し、受講生が下記の学修到達目標に近づくことを目指します。

※教員の実務経験:牧師。長崎県諫早市、名古屋市、鈴鹿市で日本キリスト教団の牧師として教会に仕えながら、雲仙普賢岳噴火災害のボランティア、東海水害のボランティア、また予想される東海・東南海地震への教会の対策委員会の委員として活動してきた。

※実務経験をいかした教育内容:家族や職場、社会の中でうまくやっていけない人、災害の中で置いてきぼりにされてしまう人、そんな人が共に生きられるためにどうしたらいいかをキリスト教の伝統に学びつつ考えましょう。



【学習到達目標】

①授業への積極的な参画やチャペルへの参加を通して謙虚な学びの姿勢を身につけることができる。
②建学の精神である「敬神愛人」について深く理解し、自ら表現できる。
③自己について、他者について、世界について、本講義で得た視点や知識を活用し考察することができる。



履修上の注意

①授業では私語を慎み、携帯などを見ず授業内容をしっかりノートにとること。
②配布されたプリントやPDFファイルは自分で管理すること。
③毎回ミニッツペーパーによって簡単なレポートを書いてもらうので、その都度真剣に取り組み、自分の考えを表現できるよう努めること
④すべての授業が関連性を持っているので、毎回の授業を大切にすること
⑤授業内容について質問があれば、授業時以外でもCCS等を用いて連絡してほしい。
⑥教科書の聖書はスマートフォンやタブレットのアプリもあり多様な言語や翻訳を比較できて便利です。しかし、試験の時は紙の聖書のみ持込可としますので、必ず紙の聖書を入手してください。ミニッツペーパーでも聖書を読みながら、それについての考えを書き込むのに紙の本の聖書の方が便利です。
⑦コロナ感染症やインフルエンザ等で出席を禁じられる状態になった場合、授業前にCCSで連絡してください。



【事前準備学習】

テキストの当該個所および聖書の関連個所を事前に読んでから受講してほしい。
新聞やテレビ、ネットなとのキリスト教や宗教に関するニュースに関心を持ってほしい。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『聖書(新共同訳)』 日本聖書協会 1987年
毎時間、聖書を読んで、その内容について書いていただくので、聖書は必須です。 聖書を持っていない方は「聖書 新共同訳」をお買い求めください。新改訳・新改訳2017・聖書協会共同訳のいずれかを持っている場合はそれでも構いません。
参考書『聖書は物語る 一年12回で聖書を読む本』 大頭眞一 .ヨベル 2013年
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

①テスト 50%
②授業へのコメント 30% 毎回の授業へのコメントを0~2点として数値化します。学習到達目標の②③とかみあっていることが期待されます。
③実際のキリスト教の活動に接してのレポート 20%。 大学チャペルアワーのレポート(学期中に2回以上(4~5月に1回以上、6~7月に1回以上)、またはフィールドワークとして家の近くのキリスト教会の日曜日の礼拝出席レポート(学期中に1回以上)を20点満点とします。学内のチャペルや教会の礼拝で何が語られたかについて書き、その他、教会の教職者や信徒と話をしてみて、どんなところだと感じたかをレポートする。



【講義テーマ】

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1イントロダクション
2世界の始まり(創世記1〜11章)
3族長物語と出エジプト(創世記12章〜申命記)
4映画で見る聖書(旧約)
5王と預言者(サムエル記上〜エステル記、イザヤ書〜マラキ書)
6詩歌と知恵文学(ヨブ記〜雅歌、哀歌)
7イエスの生涯と教え(福音書)
8十字架と復活(福音書)
9映画で見る聖書(イエス)
10教会の誕生(使徒言行録)
11パウロや使徒たちの手紙
12終わりのことがら(ヨハネの黙示録)
13キリスト教の歴史的展開
14キリスト教の現在
15まとめ
16定期試験週間