【講義概要】
社会環境の変化によって、ますます拡大・多様化する公共サービスのニーズに、行政が有する経営資源だけで対応するのは限界が生じており、地域が有する経営資源を有効に活用する戦略的な地域経営がますます重要になっている。
行政運営も「経営」の概念を導入して、効率的な行政財政運営が求められるとともに、地域の多様な主体と連携した新たな公共の実現に向けて、行政の役割を発揮することが求められる。
授業では、人口減少時代における地域経営の重要性と最近の地方創生の動き、地域経営の新たな担い手の役割と重要性を解説したうえで、地域経営の失敗例、成功例の事例を通じて、地域経営に必要なポイントを考える。
また、地域経営の主要なテーマごとに、行政の施策立案や地域の運営体制について考える視点と方策について解説する。
※COC地域志向科目
【学習到達目標】
・身近な地域の課題や将来予想される問題とその社会的背景について理解をできるようにする。
・社会課題に対する行政の施策・事業について関心を持つことができるようにする。
・自分の住む地域を魅力ある地域とするために、自身ができることを考えるきっかけをつくる。
【履修上の注意】
私語は厳禁。また、授業中はスマートホンを切ること。
【事前準備学習】
授業資料(パワーポイントの原稿)は、事前にCCSにアップしまするので、事前にダウンロードしたうえで、授業に参加してください。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
試験(レポート)80点、平常点20点
試験(レポート)は、授業期間中に2~3回実施し、その合計点で評価します。
平常点は、授業態度から評価します。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 地域経営と地方創生 | |
2 | 地域経営の失敗事例と学ぶべき教訓 | |
3 | 行政の限界の協働のまちづくり | |
4 | 地域の担い手と新たな公共 | |
5 | 中間まとめとレポート解説 | |
6 | 地域経営の成功例①(農山村地域) | |
7 | 地域経営の成功例②(地方の商業地) | |
8 | 地域経営の成功例③(民間主導型のまちづくりプロデュース) | |
9 | 地域経営の成功例④(大都市の商業地) | |
10 | まとめとレポート解説 | |
11 | 都市計画と市街地形成 | |
12 | 市街地整備の課題とコンパクトシティ | |
13 | 地域ブランドとシティプロモーション | |
14 | コミュニティビジネス | |
15 | まとめとレポート解説 | |
16 | 定期試験期間 | |