【講義概要】
本講義は商学部経営情報学科のディプロマ・ポリシー【知識・技能】のうち「商学、経営情報学を深く学ぶことによって、それらを柔軟に活用することができる能力を身につけることができる。」、「修得した知識や技能を活用して、経済社会の各分野において革新を担うことができる能力を身につけることができる。」能力、そして【主体性・多様性・協働性】のうち、「企業および地域社会が抱える諸問題への高い関心とそれらの解決に対する意欲を持ち、経営情報学における多様な理論・実践を学修し、それらを柔軟に組み合わせて活用して課題を探求し、克服していく能力を身につけることができる。」能力の育成を目的とします。
イノベーションとは、技術革新のみを指すものではありません。
製品・サービスなどのプロダクト・イノベーション、流通や販売などにおけるプロセス・イノベーションなどにより、これまでにない新たな価値を創造することで、地域・企業・人などを豊かにします。
本講義では、代表的な先行研究におけるイノベーションの定義・理論、現代企業におけるイノベーションマネジメントの進め方などを学びます。
また、イノベーションを実現するイノベーション戦略、イノベーション・マネジネントの重要性や意義について、学外よりお招きする講師による講演を交えながら学びます。
この科目を受講し、経済社会の各分野において革新を担うことができる人材に成長することを期待します。
※COC地域志向科目
【学習到達目標】
・イノベーションに関する先行研究の内容や基本的な用語を理解できている。
・イノベーションを実現するための戦略の概要を理解できている。
・地域や産業、組織等が抱える課題を発見し、革新する意欲・思考を身につけている。
・イノベーションを目指し主体的に行動し、実社会に応用することができる。
【履修上の注意】
<授業の進め方について>
・学修成果を確認するために定期的に提出物を求める
・学修成果を確認するために定期的に振り返り小テストを実施する
<受講姿勢について>
・ 出席が2/3回以上確認できた受講生のみ受験資格を与える
・ イノベーション論に関する各種講演に参加すること
【事前準備学習】
日頃より、地域・産業・企業等の課題を発見する意識を持つこと。
次回講義に関する事柄について、調べ学習をして講義に参加すること。
受講後は復習をおこない、振り返り小テスト等に備えること。
振り返り小テスト実施の都度、正解を解説するフィードバックの時間を確保する。
本科目(2単位)を取得するためには、1講義につき合計6時間の学修時間を要すため、講義毎、事前・事後の学修時間を確保すること。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『コア・テキスト イノベーション・マネジメント』 近能善範・高井文子 新世社 2010 『イノベーション・マネジネント入門』 一橋大学イノベーション研究センター 日本経済新聞社 2001 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
筆記試験 60%、提出物25%、授業への取り組み姿勢 15%
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション、イノベーションと技術経営(MOT)とは | |
2 | イノベーション論の変遷 | |
3 | イノベーションのパターン | |
4 | イノベーション・マネジメント | |
5 | イノベーションのプロセス | |
6 | イノベーションの普及理論 | |
7 | イノベーター理論 | |
8 | キャズム理論 | |
9 | イノベーションのジレンマ | |
10 | オープン・イノベーション | |
11 | ナレッジ・マネジメントと組織変革 | |
12 | ベンチャー企業のイノベーション実践 | |
13 | イノベーション・マネジネント実践 | |
14 | プロセス・イノベーション実践 | |
15 | まとめ | |
16 | 定期試験期間 | |