【講義概要】
本授業では、イギリス文学の歴史と作品について、著名な作家や重要な文学用語の解説を中心に講義していきます。イギリス文学の作品、その時代背景について階級とジェンダーの観点から説明します。リーディング力と異文化を理解する能力、英語圏の人々と今後会話する際に必要となる基本的教養を身につけます。
【学習到達目標】
到達目標:1)文学作品において使用されている様々な英語表現について理解している。
2)文学作品で描かれている、英語が使われている国や地域の文化について理解している。
3)英語で書かれた代表的な文学について理解している。
【履修上の注意】
・この授業は対面で行う予定ですが、非対面授業の場合は、CCSを活用した基本型授業(教材提示・課題提出)で実施します。
・非対面の回では、前日の夜までにCCSの教材フォルダに教材やリンク先が入り、その際、CCSを通して連絡が行きます。
・課題としてミニツペーパーを課します。提出期限は別途伝えます。CCSの所定の箇所以外では受け付けません。
・テキストを必ず購入し、持参すること。
対面の授業でも辞書を必ず持参すること。
・遅刻、私語、居眠り等は減点の対象となる。特に私語を含め他の受講生の迷惑となる行為が目に余るときは退室してもらいます。
・講義内容をノートにメモして、まとめておくこと。
・宿題は必ず締め切りを厳守すること。
・ハンドアウトは、こちらでは印刷しませんので、各自で印刷するか、PCを持参してください。
・欠席5回以上は自動的に失格とします。
【事前準備学習】
授業で学習した内容を復習し,声に出して英文を読み、内容理解に努めること。
新しく知った単語や表現をリストアップして、文章ごと暗記するとよい。
小テストは「自学自習」の指定した範囲の問題から出ます。事前にその範囲の問題を解いておくこと。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『読み継がれるメッセージ ―英文学の魅力と文化的コンテクスト』 (著者:西村 美保、 三恵社、2022)
ISBN 978-4-86693-658-1 1,500円+税 試験時にも上記テキストが必要です。貸し借りは認められません。
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参考書 | 『Discover Great Britain and Ireland』 Scott Berlin, Chisako Nakayama 金星堂 2008 『英国文学史要』 志士田 光雄 金星堂 1993 『イギリスの文学 概説と演習』 斎藤 勇 監修 畠中 康男・小宮山 博 英宝社 『イギリス史』 G.M.トレヴェリアン 大野真弓監訳 みすず書房 1996年 『イギリス文学史序説』 斉藤美洲 中教出版 1990年 『イギリス文化辞典』 橋口 稔 大修館書店 2003年 『Great British Writers』 Derek Sellen Black Cat Publishing 2009 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
平常点 30% 小テスト 30% 最終テスト 40%
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | Introduction-授業案内 教養としての英文学 | |
2 | William Shakespeareの人生と作品(1) | |
3 | ソネットを読む | |
4 | William Wordsworthとロマン主義 | |
5 | コールリッジとその他Lake Poets | |
6 | 野心的なガヴァネス | |
7 | 『虚栄の市』について | |
8 | 『虚栄の市』のアダプテーション(1) | |
9 | 『虚栄の市』のアダプテーション(2) | |
10 | 独特の世界観と背景 | |
11 | 信仰と新しい科学思想のはざまで | |
12 | トマス・ハーディとWessex | |
13 | カントリーハウスから読むハーディの小説 | |
14 | カズオ・イシグロ, The Remains of the Day | |
15 | 終わりに | |
16 | 定期試験期間 | |