【講義概要】
消費者行動を理解することは、企業人としても消費としても極めて重要である。消費者行動は、主に消費者の購買行動や意思決定などの企業のマーケティング活動に寄与する学問として発展してきており、企業にとっては自社製品の売り上げなど自社の業績に敏感に反映するからである。本講義では、企業の業績に大きな影響を与える消費者行動とは如何なるのか、どのように捉えるべきかを、理論と事例研究を中心に講義する。
【学習到達目標】
消費者と企業という対立関係にあるように思える消費者行動を理解することにより企業と消費者の関係を把握することができる。
【履修上の注意】
身近な問題として常に問題意識をもって講義にのぞむこと。
CCSを活用した基本型授業ですが時にはTV会議システム(Teams等)で実施する場合もあります。
【事前準備学習】
TV,雑誌、新聞、インターネットなどで消費や購買に関する見識を深めておくこと。
特に、日経新聞やMJを読んでおくことが望まれる。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『消費者行動論』 田中洋 中央経済社 2015 講義開始時に指示する。 |
参考書 | 『消費者行動の知識』 青木幸弘 日本経済新聞出版社 2012年 『消費者行動論』 平久保仲人 ダイアモンド社 2007 『買うと決める瞬間』 ハーブソレンソン ダイアモンド社 2010 『消費者行動論』 守口剛・竹村和久 八千代出版 2013 『新・消費者理解のための心理学』 杉本徹雄 福村出版 2012 必要に応じて指示する。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
試験および履修態度を総合して評価する。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 消費者行動とは | |
2 | 市場の把握と消費者理解 | |
3 | マーケティング・ミックスと消費者行動 | |
4 | 消費者行動の分析視角 | |
5 | 消費者行動研究の歴史 | |
6 | 消費者行動モデル=刺激反応モデル(ハワードシェス・モデル)消費者情報処理モデルなど | |
7 | 消費行動と購買行動 | |
8 | 消費行動の規定因 | |
9 | 購買行動と意思決定 | |
10 | 購買意思決定プロセスの諸段階 | |
11 | 店舗選択行動 | |
12 | 価格選択行動 | |
13 | ブランド選択行動 | |
14 | 成熟化社会における消費者行動 | |
15 | まとめ | |
16 | 定期試験期間 | |