【講義概要】
マーケティング・マネジメントとは、組織のマーケティング目標(内部資源と市場機会を検討)を設定し、これらの目標を達成するための活動の計画と実行、およびその達成に向けた進捗状況を測定するプロセスです。組織が新しい問題や機会を生み出す内部および外部の変化に継続的に適応できるように、プロセスは継続的かつ反復的(計画サイクル内)である必要があります。本講義では、マーケティングの本質を捉え、市場競争への対応を通して、マーケティング・マネジメントの基礎的知識を身につけることを到達目標とします。
なおこの科目はカリキュラムポリシーの「キリスト教主義に基づいた豊かな人格の形成、社会生活に必要な知識や技能の修得、成熟した市民としての教養の獲得」を目標としており、ディプロマポリシーの関連項目は以下のとおりです。
知識・技能
1. 流通・マーケティング、会計、経営、金融・財務、スポーツマネジメントなど、商学における高度な学術理論およびその実践について学修し、企業や消費者および市場が直面する諸問題の本質を正しく理解することができる。
2. 修得した知識や技能を活用して、実際のビジネスや企業経営ならびにスポーツマネジメントに関する諸問題に対する解決策を探求する能力を身につけることができる。
思考力・判断力・表現力
1. 実際のビジネスや企業経営ならびにスポーツマネジメントについて、自ら課題を見つけて解決していくために必要な思考力・判断力・行動力を身につけることができる。
2. 自己の課題解決に対する取り組みおよびその成果を論理的に他者に説明することができる。
【学習到達目標】
・マーケティング・マネジメントの基本的理論を理解できている。
・実際の企業の事例では、どのようにマーケティング・マネジメントの理論が展開されているのかを知る。
・どのように企業がマーケティング・マネジメントを実践していくべきかを考える。
【履修上の注意】
日頃より、マーケティングや企業戦略に関する事柄に興味を持ち意識し過ごしましょう。
科目内容を理解し、「できるようになる」ことを意識して、積極的な姿勢で受講してください。
なお、本科目(2単位)を取得するためには、1講義につき合計6時間の学習時間を要すため、講義毎、事前・事後の学習時間を確保しましょう。
【事前準備学習】
受講前は、次回の講義に関連する事柄について調べ学習しましょう。 受講後は、学びを深め定着させるために復習しましょう。 講義担当教員から課題が提示された場合には、指定された期日までに指定された方法で提出しましょう。 日頃から社会・経済に関わる問題に注意して、興味を持つようにしましょう。物事を多角的な視点から捉えるようにしましょう。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『コトラー&ケラー&チェルネフ マーケティング・マネジメント(第16班)』 フィリップ・コトラー、ケビン・レーン・ケラー、アレクサンダー・チェルネフ 丸善出版 2022 『コトラーのマーケティング5.0 デジタル・テクノロジー時代の革新戦略』 フィリップ・コトラー、ヘルマワン・カルタジャヤ、イワン・セティアワン 朝日新聞出版 2022 『コトラーのマーケティング入門(第14版)』 フィリップ・コトラー 丸善出版 2022 『競争戦略論Ⅰ』 マイケル・E・ポーター ダイヤモンド社 2018 『競争戦略論Ⅱ』 マイケル・E・ポーター ダイヤモンド社 2018 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
授業内の課題(30%)、課題レポート(70%)
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション、マーケティング・マネジメントを学ぶ目的について | |
2 | マーケティングの役割とコンセプト | |
3 | 市場に対する方針① 生産・製品 | |
4 | 市場に対する方針② 販売・マーケティング | |
5 | 顧客価値と顧客満足 | |
6 | 顧客誘引と維持 | |
7 | 企業および事業の戦略計画 | |
8 | 市場志向型戦略計画 | |
9 | マーケティング環境の分析① 人口動態的・経済環境 | |
10 | マーケティング環境の分析② 自然・技術的環境 | |
11 | マーケティング環境の分析③ 政治・社会環境 | |
12 | 市場競争への対応① 競合他社の特定 | |
13 | 市場競争への対応② 競合他社の分析 | |
14 | 市場競争への対応③ 競争戦略の設計(リーダー・チャレンジャー) | |
15 | 市場競争への対応④ 競争戦略の設計(フォロワー・ニッチャー) | |
16 | 定期試験期間 | |