【講義概要】
小学校学習指導要領に即して音楽科教育についての基礎的な知識と概念を学び、また、学習指導に必要な演奏技術や音楽表現力を演習形式で学ぶ。さらに、教材研究の方法及び指導方法を学び、それを踏まえて学習指導案を作成して模擬授業を行い、子どもの豊かな表現力育成のための指導法を実践的に習得していく。
【学習到達目標】
小学校学習指導要領音楽科の目標及び内容を理解し、指導の要点を捉えることができ、音楽科の授業の構成や指導案の作成ができる。
【履修上の注意】
第1回目は必ず出席のこと。教科書は必ず持参すること。その他、必要資料、楽譜、楽器等は、授業内で随時配布、または指示、紹介する。各自、配布プリント用ファイルを用意して保管すること。ソプラノ・リコーダー(縦笛)を各自用意しておくこと。
【事前準備学習】
事前:小学校共通教材24曲のうち4曲程度は簡易伴奏でよいのでピアノ練習をしておくこと。
事後:上記共通教材の歌唱及び伴奏の練習をすること。曲は随時個人に応じて指定する。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『新版 教員養成課程 小学校音楽科教育法』 有本真紀/阪井恵/津田正之編 教育芸術社 2019 『小学校学習指導要領解説音楽編』 文部科学省 東洋館出版社 2017 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
授業への関心・意欲・態度(授業中のワークシート・講義終了後に書く振り返りカード)(40%)
・学習指導案・レポート等(30%)
・模擬授業(30%)
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション(小学校音楽科授業例の提示、受講内容の共有) | |
2 | 小学校学習指導要領音楽を概観(目標と内容、配慮事項、系統など) | |
3 | 表現領域(歌唱分野)、共通教材と歌唱指導法Ⅰ(1・2・3年) | |
4 | 表現領域(歌唱分野)、共通教材と歌唱指導法Ⅱ(4・5・6年) | |
5 | 表現領域(器楽分野)の指導法 | |
6 | 表現領域(音楽づくり分野)の指導法 | |
7 | 鑑賞領域の指導法 | |
8 | 〔共通事項〕についての理解と音楽科における「言語活動」の実際 | |
9 | 音楽科の学習評価と指導案の形式及び作成の仕方 | |
10 | 音楽科指導案の作成の実際 | |
11 | 歌唱曲等を扱った指揮法の基礎 | |
12 | 模擬授業(歌唱)の実施とワークショップ | |
13 | 模擬授業(器楽)の実施とワークショップ | |
14 | 模擬授業(音楽づくり)の実施とワークショップ | |
15 | 模擬授業(鑑賞)の実施とワークショップ | |
16 | 定期試験は実施しない | |