【講義概要】
本講義では、日本社会の持つ特異性を、客観的な視点からの分析手法によって明らかにしていきたい。外国人の眼から見た日本、彼らの考察する日本社会にみる日本らしさを分析することにより、日本社会の特異性をより明確に認識してみたい。分析対象は、外国人の観察する日本の伝統的な社会風習、および、現代日本社会構造にみる日本らしさである。これらの日本的特徴が、日本社会の何を表象しているのかについて、考察を重ねてみたい。
また、講義の総括として、受講生による「日本社会」についてのプレゼンテーションを予定している。
本講座は、本学部のディプリマポリシーである日本および世界各地の文化・歴史・社会・政治などを学び、多文化理解を身に付け、多文化共生社会において求められる実践的なコミュニケーション能力を身に付けることを目指します。
【学習到達目標】
日本社会の客観的に考察をすることができ、説明できるようになること。
【履修上の注意】
積極的な講義(受講生間の意見交換)への参加ができること。
プレゼンテーションおよびレポート課題があります。
非対面時は、CCSを活用した基本型授業と TV 会議システム(Teams 等)を併用して実施します。
【事前準備学習】
講義テーマについて、自分の意見の集約をし、意見交換の準備を行うこと。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 講義に必要なプリントおよび教材を配布する。 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
課題の提出および平常点(授業態度と意見発表)による評価。(課題提出の評価基準については、初回の講義で説明するので注意すること)
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 「日本社会論」について:日本の社会の理解とは? | |
2 | (1)「外国人から見た日本」について : | |
3 | ラフカディオ・ハーン、ルース・べネディクトから、現代の来日外国人まで | |
4 | 伝統的日本社会の表象 (2) ラフカディオハーンの見た「日本」 | |
5 | (3)すし | |
6 | (4)相撲 | |
7 | (5)日本の祭り | |
8 | 日本の自然観 (6)来日シェフの「日本」 | |
9 | (7)BBCの「Wild Japan」 | |
10 | 現代日本社会の表象 (8)町工場 | |
11 | (9)秋葉原 | |
12 | (10)カラオケ | |
13 | (11)「東京モダン」 | |
14 | 発表会(プレゼンテーションによる感想交換会) | |
15 | 総括 | |
16 | 試験 | |