【講義概要】
本講義では、社会調査の企画・設計・方法について学び、量的調査によってデータを収集するための基礎的な知識やスキルを身につけることを目指します。特に、量的調査については、調査の企画、調査票の作成、仮説構築、標本抽出、調査の実施方法、調査データの整理、データ集計と分析の基礎、質的調査については、インタビュー調査の手法を学び、そのスキルを身につけます。
本学のディプロマ・ポリシー【知能・技能】のうち、「情報収集・分析力、論理的思考力等の技能」を養うことを主な目的としています。
【学習到達目標】
(1)質的調査・量的調査の基礎的な理論と方法に関する基礎的な知識を習得する。
(2)量的調査、インタビュー調査を実施するためのスキルを身につける。
【履修上の注意】
この科目は社会調査士資格認定カリキュラムの「B科目」に該当します。社会調査士の取得を目指す学生は、本科目を履修するまでに、社会調査士の取得を目指す学生は、本科目を履修するまでに、「社会調査法1」(社会調査士資格認定カリキュラム「A科目」)を履修し、社会調査の基礎的事項を理解しておくことが望ましいです。
この科目は講義形式ですが、履修者同士のグループワークの機会を設けます。さらに、授業時間内に質問紙作成、簡単なデータ集計・分析の課題を出しますので、積極的に授業に参加して下さい。
【事前準備学習】
・事前に、配布資料、配布文献に目を通しておいてください。
・授業後は、授業内容を振り返り、小レポートに取り組んでください。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 |
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参考書 | 『入門・社会調査法』 轟亮・杉野勇・平沢和司 法律文化社 2021 そのほかの参考書については授業内で適宜指示します。
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指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
成績は、授業時小レポート(60%)と期末レポート(40%)で総合的に評価します。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | イントロダクション | |
2 | 量的調査の概要とリサーチリテラシー | |
3 | 統計法と既存データの活用 | |
4 | 先行研究の整理と仮説構築 | |
5 | 量的調査の設計 | |
6 | 調査票作成:ワーディング | |
7 | 全数調査と標本調査 | |
8 | データ集計、コーディング | |
9 | データ集計の基礎 | |
10 | データ集計のスキル | |
11 | データ分析 | |
12 | 仮説の検証:比較の重要性 | |
13 | インタビュー調査 | |
14 | 調査報告の作成 | |
15 | まとめ:量的調査を実施するために | |
16 | 定期試験期間 | |