名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
3限プロジェクト演習B通年名古屋 42山下 匡将GD2317
3限プロジェクト演習B通年名古屋 42山下 匡将GD2317

【授業情報】

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講義概要

~自分たちの幸せを、自分たちの力で描き出すために~
 福祉とは、「幸せ(幸福)」を意味する言葉です。国家などの恩恵として与えられてきた福祉は、福祉国家体制の発展のなかで国民の権利として保障される福祉へとその主体を変えてきました。しかし、福祉社会の時代を迎えたわが国においては、自らが行動あるいは要求し獲得する福祉になりつつあるといっても過言ではありません。
 そうした福祉社会の時代に求められる価値観、理論、技術を修得するために、3つの講義(理論を学ぶ「福祉社会論」、方法を学ぶ「ヒューマンサービス論」、実践を学ぶ「プロジェクト演習(山下担当クラス)」)を提供します。

~実践を学ぶ「プロジェクト演習(山下担当クラス)」~
 そもそも「プロジェクト演習」という科目には、まちづくりやビジネスに対する理解を深め、社会の担い手側の視点を学ぶとともに、社会に関わる力(社会人基礎力)を身につけるという“ねらい”があります。
 そこで、山下担当クラスでは、名古屋市熱田区をフィールドに、熱田区社会福祉協議会が取りまとめる「熱田区地域福祉活動計画」と連携して、地域共生社会の実現を目指したコミュニティ・デザインのプロジェクトを展開します。
 テーマは「地域共生社会をデザインする」です。具体的な取り組みの内容は、その時々の地域におけるニーズやプロジェクトメンバーとなった学生からの提案に応じて柔軟に設定しますが、足がかりとして、障害をもつ方々とのフィールドワークやガイドヘルプ体験、そして、それらから得られた知見を活かしたデザインの検討およびその制作や実行を予定しています。

※COC地域志向型教育科目の一つです。
※※この講義は、現代社会学部のディプロマ・ポリシーのうち、【思考力・判断力・表現力】の「現代社会を生き抜き、その課題や困難に立ち向かうことのできる課題発見・問題解決型能力」を養うことを主な目的としています。



【学習到達目標】

①フィールドワークやインタビュー等の手法を用いて、地域のニーズを把握することができる。
②「①」のニーズに応じたデザインを立案し、ステークホルダーにわかりやすく提案できる。
③「②」の提案をステークホルダーとともに実行する(実現する)ことができる。



履修上の注意

【履修登録】
 学期の授業開始初日〔4月8日(月)昼休み〕に履修のためのガイダンスを開催します。
 ※このガイダンスに出席して選考に通らなければ、(CCSでの履修登録のみでは)履修できません。
 ※定員は「12名」です。
【土日活動】
 この講義では、月に1回程度、土曜日あるいは日曜日を利用した活動を実施します。
 なお、土日に活動を実施した場合は、通常の講義を振替休講とします。
【講義欠席】
 この講義の欠席は、原則、厳禁です。
 正当な理由なく欠席した場合は、補習への参加やレポートの提出を求めたり、失格とすることがあります。
【その他】
 新型コロナウイルス感染症の拡大状況等によっては、Microsoft Teamsのビデオ会議機能を使用したオンライン(同時配信)形式を併用します。



【事前準備学習】

 名古屋市熱田区について、区のホームページ等を用いて調べておいてください。また、熱田区社会福祉協議会のHPで公開されている「熱田区地域福祉活動計画」を通読しておいてください。あわせて、本学が推進する「私立大学研究ブランディング事業」および「大学COC(COC+)事業」と関連しますので、本学ホームページ(PROJECT&N:熱田区地域支えあい創出事業)についても、目を通しておいてください。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『※指定なし(講義毎にプリントを配布します)』 ‐ ‐ ‐
参考書『ワークショップ・デザイン‐知をつむぐ対話の場づくり‐』 堀 公俊・加藤 彰. 日本経済新聞出版社 2008
『福祉教育実践ハンドブック』 全国社会福祉協議会・全国ボランティア活動支援センター,編. 全国社会福祉協議会 2003
『コミュニティデザイン-人がつながるしくみをつくる』 山崎 亮 学芸出版社 2011
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

 受講態度、講義時に示す課題およびレポートの成績を総合して評価します。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1オリエンテーション/本プロジェクトの目的&第4次熱田区地域福祉活動計画について
2「プロジェクト」とは/チームビルディング
3コミュニティデザインの基礎①/「デザイン」とは&デザインのためのリサーチ
4活動①大学周辺のフィールドワーク
5活動①大学周辺のフィールドワーク(※第5回と連続)
6活動①の振り返り
7「誰もが暮らしやすい街」のデザイン/バリアフリー&ユニバーサルデザイン
8コミュニティデザインの基礎②/コンセプトの明確化
9活動②ガイドヘルプ体験
10活動②ガイドヘルプ体験(※第10回と連続)
11活動②の振り返り
12コミュニティデザインの基礎③/アイデアの発想法
13グループワーク①「誰もが暮らしやすい街のデザイン」の検討
14グループワーク②プレゼンテーションの準備
15プレゼンテーション「誰もが暮らしやすい街のデザイン」
16中間レポートの提出
17コミュニティデザインの基礎④/ファシリテーション
18キックオフミーティング
19プランニング
20活動③の準備
21活動③「熱田区民祭り」でのガイドヘルプ(※10月8日を予定)
22活動③「熱田区民祭り」でのガイドヘルプ(※第21回と連続)
23活動③の振り返り
24企画書の作成
25ステークホルダーとの調整
26デザインの制作・実行の準備
27デザインの制作・実行①
28デザインの制作・実行②(※第27回と連続)
29デザインの評価(モニタリングあるいはエヴァリュエーション)
30プロジェクト成果報告会の準備(スライドおよび報告原稿の作成)
31プロジェクト成果報告会&講義の総括
32総括レポートの提出