名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
2限名古屋都市論秋A名古屋 22三矢 勝司GD2312

【授業情報】

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講義概要

名古屋の都市的な特徴といえば「広幅員の道路(100m道路)」「久屋大通」「名古屋城」等があげられます。こうした都市的な特徴の背景に何があり、どのようにして実現したのか、さらに現代の都市的な活動(まちづくり)がどのように展開しているのかを学ぶのが、本講義です。
講義の前半では「今の名古屋の都市的な骨格ができるまで」を学びます。具体的には、都市化する前の状態の名古屋を概観し、現代の名古屋の骨格をつくることになる江戸時代の都市計画や、「戦災復興の優等生」と評される名古屋の都市整備(道路や緑地)の歴史を学びます。
後半では「現代名古屋まちづくり」を学びます。具体的には、名古屋市の総合計画や都市マスタープラン等の行政計画をみて全体像を把握し、その後、個別のエリアを取り上げて、名古屋市内の特徴的なまちづくりについて事例学習します。
本講義は、現代社会学部ディプロマポリシーの現代社会における<人間社会と心理>、<経済社会と企業>。<社会制度と政策>および<社会生活と地域>という4つの基本分野に関する専門的知識を修得できるともに、現代社会がもつさまざまな側面にアプローチし、それらを洞察し、的確に判断できることをめざします。また、「社会を知り人を想う」ことで新たな社会を創造しようとする精神を身につけることを目的とします。

*COC地域志向科目



【学習到達目標】

①これまでの歴史や文化、経緯を踏まえ、どのようにして、今ある名古屋の都市的特徴が生み出されたのかを説明できるようになる、②近年の名古屋市内の特徴的なまちづくりに対する理解を深める、ことを目標とします。



履修上の注意

リニア開業に向けた動きや、栄地区の再開発など、名古屋の都市改造が近年活発化しています。こうした都市の変容について、常にアンテナを張るようにしてください。また、自分の目線で、名古屋の良いところ、よくないところを言語化できるところまで考察、分析することを心がけましょう。
名古屋市内では、関連するフォーラムやワークショップなども開かれているので、自分の関心と合致するものがあれば積極的に参加してみましょう。そうすることで、格段に理解が深まります。



【事前準備学習】

名古屋に関する文献やインターネットの記事は多くあります。それらを事前に読み、名古屋のポテンシャルや課題を頭の中で整理しておいてください。名古屋のいいところ、悪いところを自分の体で体験しておいてください。そうすれば授業が面白くなります。 なお 事前にCCSを通じて、講義資料を配布します。 事後には授業で学んだことをミニッツペーパーで提出してもらいます。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書-教科書は、登録されていません。-
参考書『ナゴヤ全書-この国のみそ-』 「この国のみそ」取材班 中日新聞社 2006
『なごや四百年時代検定公式テキスト』 名古屋商工会議所 中日新聞社 2007
『新修名古屋市史』 新修名古屋市史編集委員会 名古屋市 1997-2001
『名古屋地名ものがたり』 杉野尚夫 風媒社 2017
『城の日本史』 内藤昌 編著 講談社 2020
『旭文左衛門と歩く名古屋のまち』 木下武 ゆいぽおと 2016
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

■定期試験(50%)
■中間テスト(20%)
■平常点(30%)
・平常点は講義で学習した内容を記述するミニッツペーパーで評価する。



【講義テーマ】

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1ガイダンスと名古屋都市論の視点
2名古屋前史(縄文・弥生時代から名古屋築城以前)
3名古屋城下町の形成
4江戸時代-徳川宗春の治世と明治期の起業文化
5明治から昭和初期までの都市形成
6第二次大戦による戦災とその復興
7中間テスト
8現代名古屋まちづくり概論
9公共空間としての広幅員道路の活用
10特色あるまちづくり(1):名古屋駅周辺地区
11特色あるまちづくり(2):円頓寺商店街、かんでらmonzen亭
12特色あるまちづくり(3):大須商店街、瑞穂公園
13特色あるまちづくり(4):文化のみち(東区)
14特色あるまちづくり(5):久屋大通、錦二丁目
15特色あるまちづくり(6):有松(緑区)、大ナゴヤ大学
16定期試験期間