【講義概要】
国際文化学部の専門科目においては世界各地の社会や文化を学びますが、その前提になるのは日本人としての日本文化に対しての理解です。自国の文化が理解できていない人が、どうして他国の文化を理解することができるでしょうか？本講義は、多様な日本文化の論点のうち、日本人の成立と「日本文化」の発生の問題をはじめに概観し、そののち、特徴的な事象として、親子関係・世襲を中心とした家族・家元文化、日本国内の東西文化の差異とその歴史的背景、近隣諸国との文化比較などの観点から日本文化の特質に多角的にアプローチし、理解を深めたいと思います。
なお、本講義は国際文化学部デイプロマポリシーの「知識・技能」の「日本および世界の各地域の文化・歴史・社会・政治・経済などを学び、グローバル社会における多文化理解を身につけることができる。」に該当し、カリキュラムポリシーの「日本、アジア、アメリカ、ヨーロッパをはじめ現代の文化圏について、文化・歴史・社会・政治・経済など多面的な視点から学ぶ。」の、それぞれ日本の分野に該当します。
【学習到達目標】
東アジア世界における「日本文化」の特質とともに、日本内部における各地の文化の違いやその発生過程を知ることにより、日本文化について理解を深めることができる。
【履修上の注意】
【重要】
毎回講義終了後に、その講義をまとめや感想を小「レポート」提出してもらいます。
これを提出しないと毎回受講していても単位は出ません。必ず、提出してください。
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【事前準備学習】
前回講義時終了時に担当教員が簡単な課題や作業指示する場合がありますので、指示に従ってまじめに取り組んでください。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、１週間借りることができます。（一部貸出不可の図書もあります。）
| 教科書 | －教科書は、登録されていません。－ |
| 参考書 | －参考書は、登録されていません。－ |
| 指定図書 | －指定図書は、登録されていません。－ |
【評価方法】
平常点(出席・授業参加・小レポート)70%、試験・レポート30%
【講義テーマ】
| 回数 | テーマ | テーマURL |
| 1 | ガイダンス・・・「日本」ってなんでしょう？ | |
| 2 | 「日本・日本人」とは？(１)「原日本人」の成立 | |
| 3 | 「日本・日本人」とは？(２)「縄文人と渡来人」 | |
| 4 | 「日本・日本人」とは？(３)「日本」の成立」 | |
| 5 | 外国人が見た日本文化(1)「通信使と宣教師」 | |
| 6 | 外国人が見た日本文化(２)「お雇い外国人」 | |
| 7 | 外国人が見た日本文化(３)「ドナルド・キーン」 | |
| 8 | 日本文化における「東と西」(1)食生活など | |
| 9 | 日本文化における「東と西」(２)生活習慣・風習など | |
| 10 | 日本文化における「東と西」(３)東西文化の違いの歴史的背景 | |
| 11 | 現代日本文化をさかのぼる(１)親子関係・教育 | |
| 12 | 現代日本文化をさかのぼる(２)くらし・和室 | |
| 13 | 代表的な日本の文化(１)飛鳥・奈良 | |
| 14 | 代表的な日本の文化(２)京都 | |
| 15 | 代表的な日本の文化(３)外来文化 | |
| 16 | まとめと試験 | |