【講義概要】
この講義では、「日本語学1」に続き、外国人に日本語を教えるという立場から、日本語の基礎を身につけることを目的とする。本講義ではまず、語がどのように成り立っているか、また新たな語がどのように形成されるかなど、語彙に関する知識を深める。また、文法に関しては、テンス、アスペクト、ヴォイス、モダリティに関する諸相を扱う。なお、日本語の特徴への理解を深めるために、外国語(英語)との対照分析も行う。
なおこの講義では、外国語学部におけるディプロマポリシーに挙げられる以下の能力の獲得を目指す。
【知識・技能①】言語についての幅広い知識を獲得し、それを活かすことができる。
【主体性・多様性・協働性⑧】「ことば」という観点から、英語がもつ特質・特徴についての十分な知識を獲得する意欲を持っている。
【学習到達目標】
・ 日本語を分析する力を身につけ、外国語(英語)との違いを理解することができる。
・ 日本語の語彙と文法に関する基本的な知識を身につけ、それらについて外国人に教えることができる。
【履修上の注意】
以下の行為は平常点の減点対象となる。
・ 私語
・ 居眠り
・ 飲食
・ 携帯電話の使用
・ 遅刻(授業開始後15分まで、それ以降は欠席扱い)
また、5回目の欠席で自動的に失格。公欠制度はないので注意。
この授業のTeams上のチーム名とコードは以下のとおりである。
課題提出や授業連絡がTeamsでなされることもあるので、授業に履修登録したら必ず以下のTeamsにもメンバー登録すること。
チーム名: 【木1有薗】日本語学2(2024秋)
コード: iouikfi
【事前準備学習】
配布されたプリントをまとめて、いつでも参照できるようにしておくこと。
分からない点をそのままにせず、質問すること。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
平常点 …5%
毎時のタスク …50%
最終テスト …45%
以上により、総合的に評価する。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | イントロダクション(講義概要、日本語について) | |
2 | 語構成 | |
3 | 語彙体系と語の意味(さまざまな語) | |
4 | 語彙体系と語の意味(語同士の意味の関係) | |
5 | 品詞 | |
6 | テンス:ル形とタ形 | |
7 | アスペクト①:テイル形 | |
8 | アスペクト②:テアル・テオク・テシマウ | |
9 | 自動詞と他動詞 | |
10 | ヴォイス①:受け身 | |
11 | ヴォイス②:使役 | |
12 | ヴォイス③:授受 | |
13 | モダリティ①:対事モダリティ(推量・断定・義務) | |
14 | モダリティ②:対人モダリティ(意志・問いかけ・命令) | |
15 | モダリティ③:関連付けのモダリティ | |
16 | 定期試験期間 | |