【講義概要】
心理学は、最も旺盛に成長しているハブサイエンスの一つであり、教育・社会・医療・経済などの様々な分野で応用される。ヒトの心の認知・行動に関する様々な研究が行われており、人々がさまざまな場面でどのように見聞きし、考え、振る舞うのかを理解するための学問と言える。心理学は、ヒトのあらゆる精神活動や行動が研究対象となる故、その研究テーマは多肢に亘って非常に幅広い内容で構成される。
心理学概論の講義では、心理学の研究方法、ヒトの生物学的基礎、感覚・知覚・認知、学習、記憶、言語と思考、動機づけ、情動、知能、発達、人格、ストレスと健康、社会的認知・行動について学習する。
※教員の事務経験:認定臨床心理士
※実務経験を活かした教育内容:認定臨床心理士としての実務経験と研究経験に基づいて心理学の基礎と生活上の応用について講義を行う。
【学習到達目標】
1)心理学の研究方法論と基礎知識を学ぶことによって心理学がどのような学問であるかについて理解を深める。
2)ヒトの心の働きを科学的に研究するために心理学者たちがどのような工夫を行っているのかを理解する。
3)さまざまな社会現象における心理学的原理について考える力を養う。
【履修上の注意】
① 授業課題(CCSの小テストやMinutePaper等)は、「評価対象」となるので、指定日時まで回答すること。
⇒自動受付・終了システム上、期限後の追加受け付けできないので、要注意。
②着席指定制であり、自分の指定席に着席!
【事前準備学習】
授業のテーマに該当する授業資料を事前に読んでおくこと。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『心理学概論』 神山貴弥、 青山謙二郎 ナカニシヤ出版(第2版) 2020 心理学の基礎理論ならび専門用語の学習に活用してください。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
平常点50%(小テスト・課題など)
期末試験50%
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 心理学はどんな学問?:心理学の対象と研究法 | |
2 | 心はどこにある?:人間の行動と心的経験の生物学的基礎 | |
3 | 世界はどのように見える?:感覚、知覚、認知 | |
4 | 記憶と忘却の関係:記憶のシステムと特徴 | |
5 | 練習あるのみ?:学習の過程 | |
6 | やる気と行動の関係:動機づけ | |
7 | 人間の喜怒哀楽:情動とその機能 | |
8 | 赤ちゃんが大人になること:生涯発達 | |
9 | 言葉は思考を助ける?:言語と認知の発達 | |
10 | 個性って何?:人格とその機能 | |
11 | 自分という意識:自我形成と自己認知 | |
12 | 魅力的な人はどんな人?:対人認知 | |
13 | 大衆の心理とは?:集団行動、同調行動 | |
14 | 何をもって正常というか?:ストレスと健康 | |
15 | 心理学って,何に役立つ?:心理学の応用 | |
16 | 定期試験期間 | |