【講義概要】
金融に関連するニュースは毎日のように新聞やテレビなどで報じられているが、それが私たちの生活にどのような影響を及ぼすのかを考えるとき、金融論の知識は理解を助ける一つの手がかりを提供してくれる。この講義を通じて経済現象の見方・考え方を学んでほしい。特に、将来銀行などの金融機関に就職しようと考えている学生には受講を勧める。
【学習到達目標】
金融に関する知識を習得し、日々の経済現象に対する理解を深める。
【履修上の注意】
この授業は、(緊急事態宣言発令中等を除き)対面の形で実施する。
内容が連続的であり、一段ずつ理解を深める必要があるため、この授業では欠席や課題未提出等に対するペナルティーを意図的に重く(1回につき11点ずつ減点)したり、逆に普段からまじめに受講している学生だけに加点のチャンスを設けたりして、積極的な取り組みを促すための様々な工夫が施してある。
また、中学校程度の数学の知識を必要とするため、苦手意識がある者はあらかじめ復習しておくと良い。
追加的に重要な連絡をすることがあるので、CCS(特に教材BOX)は頻繁にチェックすること。
なお、いくつかの重要な話をするので1回目の授業には必ず出席すること。(履修変更等により2回目の授業から参加する場合でも11点減点となるので、この授業を履修するのであれば1回目から参加することを強く勧める。)
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『使用しない。』 |
参考書 | 『適宜、指示する。』 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
筆記試験(56点)+平常点(44点)
平常点が0点になると失格となる場合がある。
この授業は「普段の努力」を促すために、真面目に頑張っている学生には有利に(逆に頑張っていない学生には不利に)なるような評価方法を採用している。
平常点は減点方式(1回につき11点ずつ減点)により「普段の努力」を評価する。
ただし、「出席すれば良い」などと考えないように・・・。
(居眠りなども減点されるので、勉強しない学生は合格できない。)
相当な努力が必要だが、真面目に取り組んだ学生には「それに見合った良い評価」がつくように設計されているので、(中途半端な努力ではなく)徹底的に頑張ってほしい。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 基礎的諸概念 | |
2 | 均衡所得の決定 | |
3 | 貯蓄と投資の均衡 | |
4 | IS曲線の導出 | |
5 | 貨幣の役割と定義 | |
6 | 預金創出のメカニズム | |
7 | LM曲線の導出 | |
8 | 同時均衡 | |
9 | 金融政策の目的と手段 | |
10 | 金融政策の有効性と限界 | |
11 | 演習問題 | |
12 | インフレーションとデフレーション | |
13 | ルール主義と裁量主義 | |
14 | 最近の政策評価 | |
15 | まとめと確認 | |
16 | 定期試験期間 | |