【講義概要】
公務員(国家・地方上級)試験において行政職の専門試験では憲法は必須科目であり重要な科目である。一方で、憲法は試験対策としては学習しやすい科目でもあり得点源とすることもできる科目である。また公務員試験全職種必須の教養試験においても憲法にちなんだ問題は必出であり、憲法対策を行うことはプラスとなる。
公務員試験における憲法は判例など多くの覚えることがあるが、頻出の事例などを学ぶことで憲法を体系的に理解しつつ合格レベルの知識を養うことができる。
本講座ではこれまで法令にふれたことのない学生を対象に、難解な用語の解説から有名な判例の事例を用いつつ憲法の「基本」を教示する。
これにより、憲法の理念、事例の分析、あてはめといった体系的な理解が身に付くであろう。またこの基本的な思考回路により公務員試験における憲法の基本的な問題を解くことができる。
教材については憲法だけでなく法律そのものを初めて学ぶ者にとっても理解しやすくかつ自学においても使い勝手の良い「基礎憲法」を利用することによって法律アレルギーをなくし、全範囲をスピーディに復習することができるようになる。これを読み進めることによって寧ろより難解な理論や判例の理解が進むことになるだけでなく、そういった難解な理論へのチャレンジ精神が養われることにもつながる。
最終的には本講座を受講することによって、公務員試験合格に必須な基本的問題を正答に導く憲法の思考回路を身につけ、難関論点へのチャレンジ精神やその理論の理解の礎が構築できる。
【学習到達目標】
・政治・法律分野とのつながりを理解し、経済社会を多面的に捉えることができる。
・経済社会の現実における課題を自ら発見し、経済学を基盤とした知識を実際の経済社会へ応用することができる。
・建学の精神である「敬神愛人」に基づき、他者に対する温かいまなざしを持って社会で活動することができる。
・地域社会の求めることを的確に把握し、課題解決に向けて意欲と責任感をもって貢献していくことができる。
【履修上の注意】
授業は、専門学校の講師をインストラクターとして招き、担当することになります。
公務員試験のための問題演習を行うので、4年生以上で単位目的での履修しても、授業についていけなくなると思います。
ですから、そのような学生は履修を控えてください。
【事前準備学習】
・事前に、新聞などで世間の話題に関心を持っておくことを強く勧める。そのうえで授業後に、小テストの復習は欠かさないように。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『公共政策演習テキスト(憲法)』 東京リーガルマインド *上記テキストは、市販されたものではない。
日時・価格の告知はCCSの教材BOXに資料を添付しているので、必ず読み準備するように。 |
参考書 | 『六法全書』 『択一六法 憲法』 上記のような憲法の全条文が掲載されていること。出版社などは問わない。最新版を推奨。
公務員試験六法など
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指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
出席状況を前提とし、その上で宿題と講義内での小テスト及び期末試験によって評価を行う。
・毎回のミニテストへの回答とその成績
・最終週もしくは期末試験期間に実施する期末試験の成績
新型コロナの感染状況に対応して大学の授業運営方針が変更された場合、評価方法の変更もありえる
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | ガイダンス・憲法総論 | |
2 | 人権① 人権総論 | |
3 | 人権② 人権の限界 | |
4 | 人権③ 法の下の平等 | |
5 | 人権④ 精神的自由権 | |
6 | 人権⑤ 経済的自由権 | |
7 | 人権⑥ 人身の自由 | |
8 | 人権⑦ 社会権 | |
9 | 人権⑧ 参政権・国務請求権 | |
10 | 人権⑨ 幸福追求権 | |
11 | 統治① 国会 | |
12 | 統治② 内閣 | |
13 | 統治③ 裁判所 | |
14 | 統治④ 財政 | |
15 | 統治⑤ 地方自治 | |
16 | 定期試験期間 | |