【講義概要】
学校保健は、学校という教育の場における保健活動であるが、人間の一生つまりライフサイクルから考えると、将来にわたり非常に大きな影響力を持つものである。保健体育教員を目指す人にとっては、学校保健のキーパーソンとしての実践力養成となる科目である。また保健体育教員を目指さない人にとっても、健康と教育について自己の振り返りと、将来にわたるビジョン形成に繋がる科目である。
学校保健には大きく分けて、保健管理と保健教育がある。また健康とは身体、精神、社会的側面から捉えることができるが、本講義は保健管理と保健教育の2つを軸に、これらを絡めて講義を行う。
【学習到達目標】
学校における健康づくりを指導できる知識とスキルを習得する。
学齢期の子どもは、人間のライフサイクルのなかで最も活発に活動している。学齢期から成人期に至るまでを総合的に支援するための知識と理論を理解する。
【履修上の注意】
健康・保健的側面以外に、教育というものに対して問題意識を喚起し講義に臨んでください。
【事前準備学習】
学校教育を取り巻く、様々な問題が社会には山積しています。日頃から教育問題に関心を向けて受講してください。
講義内で、他者の考えや意見を聞く機会を設定しようと考えていますので、受講後はより深い自己の考えをまとめておきましょう。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『知識と実践で築く学校保健』 編者 國土将平 株式会社みらい 2024 出版日の関係で、丸善販売取扱が講義開始後となりますが、取扱開始後、必ずテキスト持参で講義に臨んでください。
学校保健Ⅱにおいても同じテキストを使用します。
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参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
試験70% 平常点30%で評価する。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション 学校保健とは何を学ぶのか | |
2 | 学校保健の沿革と世界的潮流 | |
3 | 学校保健の運営と教職員 | |
4 | 学校保健統計調査からみる子どもの健康実態 | |
5 | 子どもの生活習慣の実態と諸問題 | |
6 | 学校健康診断の歴史と今日的意義 | |
7 | 健康相談と保健指導 | |
8 | 児童生徒の発育発達と体力・運動能力 | |
9 | 体力・運動能力に影響を与える要因 | |
10 | 学校環境衛生活動の進め方 | |
11 | 学校環境衛生基準 | |
12 | 児童生徒の生活環境が関係する疾患 | |
13 | 生活習慣病の現状と対策 | |
14 | 運動やスポーツが健康に及ぼす影響 | |
15 | 学校保健活動の運営と学校保健安全計画 | |
16 | 定期試験期間 | |