名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
2限救急処置の理論と実習春A瀬戸 02鈴木 ・吉田行

【授業情報】

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講義概要

救命・救急の知識は、保健医療・福祉の現場においては、非常に重要である。
また、一般市民の一次救命処置は、傷病者の社会復帰において、大きな意義を持つものである。
救命・救急に関する基礎的な知識を学ぶとともに、心肺蘇生法など応急的な実際の処置に関する技術を修得する。
加えて、スポーツ現場で起こりうる重症事故について理解をするとともに、スポーツ現場での救急処置(テーピングを含む)を理解する。



【学習到達目標】

・心肺蘇生法の手順を説明することができる
・心肺蘇生法を実践できる
・救急対応が必要な状況における適切な対応、処置について説明することができる
・スポーツ現場で起こる重症事故について、適切な対応、処置について説明することができる
・スポーツ現場で起こる重症事故について、課題解決方法、改善策を提案することができる
・整形外科的外傷に対するテーピングを実践できる



履修上の注意

・5回以上の欠席で失格とする。
・あくまでも救急時の対応に関して学ぶことではあるものの、一般市民としての必要な処置並びに考え方を学ぶ意欲のある者。
・心肺蘇生法の修得(実技を含む)の意欲のある者。
・講義担当者から課題が出された場合には、期限までに提出すること。
・受講に際し、配布資料をファイリングしておくこと。
・毎回の講義資料やノートを持参し、講義中に振り返りができるようにすること。
・授業を欠席した場合、その回の授業についての学習や配布資料の入手は、受講生本人の責任において行うこと。



【事前準備学習】

・授業内で得た知識、技術を反復し、実際の現場に遭遇した際に、適切な行動が取れるようにすること。
・熱中症やスポーツ現場で起こる救急処置について、自身の競技活動や自己管理に反映できるようにすること。
・配布資料やノートは事前・事後に読むことで、理解が深まる。
・講義後には疑問点等をまとめ、次時の学習に活かすようにすること。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『改訂6版救急蘇生法の指針2020 市民用』 監修:日本救急医療財団心肺蘇生法委員会 へるす出版 2021
授業の中で資料を配布したり、必要に応じて授業の中で指示をしていく。
参考書『改訂6版 救急蘇生法の指針2020 市民用・解説編』 監修:日本救急医療財団心肺蘇生法委員会 へるす出版 2021
『これで防げる!学校体育・スポーツ事故 科学的視点で考える実践へのヒント』 望月浩一郎、山中龍宏、菊山直幸 中央法規 2023
『みんなでつくる学校のスポーツ安全』 金澤良、三森寧子、齋藤千景 少年写真新聞社 2020
授業の中で資料を配布したり、必要に応じて授業の中で指示をしていく。
指定図書『BLSプロバイダーマニュアル : AHAガイドライン2020準拠 』 American Heart Association著 シナジー 2022
『JRC蘇生ガイドライン』 日本蘇生協議会監修 医学書院 2021

評価方法

実技試験(60%)、授業内で実施する小テストやレポートなどの提出課題(30%)、平常点(10%)で評価する。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1ガイダンス、一次救命処置における市民の役割とファーストエイド
2循環器系
3呼吸器系
4頭部外傷、脳血管疾患
5整形外科的外傷(1)−外傷の応急処置など−
6整形外科的外傷(2)−スポーツ外傷など−
7学校体育・スポーツ事故の現状と事故予防(1)−科学的な実験・データ分析による事例−
8学校体育・スポーツ事故の現状と事故予防(2)−事故データの詳細分析事例−
9スポーツ現場で起こる救急処置−スポーツ中の突然死(3H)−
10テーピング実習(1)−整形外科的外傷へのテーピング−
11テーピング実習(2)−実技試験−
12心肺蘇生法実習(1)−心肺停止の認識−
13心肺蘇生法実習(2)−胸骨圧迫とAED−
14心肺蘇生法実習(3)−実習内容の総括−
15心肺蘇生法実習(4)−実技試験−
16定期試験