名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
2限デジタル・プレゼンテーション春A名古屋 21児島 (インストラクター4)EK1304

【授業情報】

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講義概要

 実社会ではコミュニケーション能力が求められ、就活の面接時では最重要項目のひとつです。この能力には、自分の考えを相手へ正確に伝える力も含まれます。プレゼン技術の向上は実力の養成につながるので、学部では「デジタル・プレゼンテーション」をクラス指定科目にしています。
 また、社会はDX人材を必要としていますが、教育現場が追いついていません。ネットでのサービスは日進月歩で、便利で興味深いツールが豊富です。ビジネスシーンの利用ならば、MS365を理解するのが近道です。本学ではMS365が利用でき、PowerPointもこれに含まれます。すでにスライド作成の経験はあるとはいえ、PowerPointの基礎が完璧な学生は稀有です。MS365と融合し、かなり機能が増えています。そこで、ノートパソコンでの実習から、PowerPointの基礎を確実にするとともにMS365を理解できるDX人材を育成します。
 さらに、アウトプットはビジネスパーソンのレベルを目指します。作成時にデザインテンプレートを禁止し、スライドマスターを利用します。また、相手に伝わるデザインや著作権を強く意識します。高度なスキルでは、ナレーション録音からの動画、研究発表用ポスターの作成、他のMS365とのデータ互換、Teams上での協働作業などを体験し、テレワークに必要な内容を扱います。
 本講義の内容を完全に身につけるためには、大学4年間の心構えが重要です。スキルの向上には、継続的な実践が何より大切です。学部ではBIPやゼミなどで発表機会がありますから、実践の際に内容を復習・スキルをアップデートするとよいでしょう。また、就職活動において自信を持ってプレゼンに臨めるようになることを期待します。卒業研究発表会で素晴らしいプレゼンができるような高い志を持ってください。
 この授業は、経済学部のディプロマ・ポリシーのうち【思考力・判断力・表現力】「自らの意見・考えを他者に的確に伝え、コミュニケーション・議論の中で自らの改善に活かす力」を養うことを主な目的としています。



【学習到達目標】

達成すべき詳細な項目は、ルーブリックを参照してください。
【対課題能力】
・毎回、提示された予習課題に対して、早めに取り組み期限内に提出できる。
・実習や小テストにおいて、十分な準備や復習ができる。
【対自己基礎力】
・遅刻や欠席をせず、積極的な受講姿勢を維持できる。
・自分の弱点を理解・克服し、パソコン操作に自信が持てる。
【対人基礎力】
・他人の発表を注意深く観察し、よい点を積極的に取り入れることができる。
・ビジネスパーソンが関心を持つようなデザインでプレゼンができる。



履修上の注意

CCSの教育支援システム(レポート・MinutePaper・授業理解度調査・自学自習・小テストなど)を活用した基本型授業とTeams(MS365)を併用して実施します。

毎回、必ず予習をした上で授業に臨んでください。
授業内容のビデオを視聴し、各自課題に取り組み課題を提出します。
対面授業では、予習課題の補足解説や演習問題・確認テストなどを行います。
なので、未提出は出席とみなされない場合があります。

対面授業ではパソコンでの実習を実施しますから、ノートパソコン一式(本体・電源アダプタなど)が必要です。



【事前準備学習】

【予習】
・授業前(遅くとも5日前)にCCSから学修範囲と課題が提示されます。
・早めに課題をすべて終え、CCSへ回答します(期限厳守)。
【復習】
・授業で提示された課題をCCSに回答します(期限厳守)。

授業の関連資格として、ITパスポート試験(「経済実務1・2」の対象資格検定)を推奨します。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『情報利活用 プレゼンテーション PowerPoint 2021対応』 山崎紅 日経BP社 2022
スライドのレイアウトの基本やスライドマスターの利用法は、テキストを読んでおきましょう。
参考書『伝わるデザインの基本 増補改訂3版』 高橋佑磨, 片山なつ 技術評論社 2021
『2024スタンダード 基礎セミナー』 名古屋学院大学 基礎セミナー分科会編 2024
ビジネスパーソンとしてのスライドにするため、『伝わるデザインの基本』を参照してください。
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

詳細は、ルーブリックを参照してください。
1) 授業態度(出席状況を含む)およびCCSでの課題提出状況
2) CCSによる自学自習と複数回の小テストの成績
3) タイピング技能(最低基準をクリアすること)
4) プレゼンテーション(発表用スライド、発表態度、動画など)
5) プレゼンの相互評価
6) 遅れてしまった受講生のフォロー



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1動画ガイダンス(Stream)と授業準備 Rubricでの実力確認(1)
2基礎演習1:画面表示、スライドレイアウトの理解とスライドマスター
3基礎演習2:フォントの種類(全角・英数字)の理解と行の調整(行間、行頭文字)
4基礎演習3:図形(オブジェクト)の編集と配置(上下左右の位置揃え、グループ化)
5基礎演習4:表とグラフの編集(セル余白、グラフの要素)と挿入(データ出所)
6基礎演習5:イラスト・写真の加工(著作権)と挿入(PNG)
7基礎演習6:アニメーション(タイミング、効果)と強調方法
8基礎演習7:総復習 Rubricでの実力確認(2)
9実践演習1:スライド作成の5つのルール(余白、要素の整列、フォント、行間、強弱)
10実践演習2:プレゼン作成・対面とビデオ(デザインルールに基づく作成)
11実践演習3:プレゼン作成・相互評価「ここいいね!」(デザインルールに基づくダメ出し)
12実践演習4:プレゼン作成・相互評価「もっと良くなる!」(デザインルールに基づく提案)
13実践演習5:プレゼン動画の作成・ナレーションの挿入、MP4への変換
14実践演習6:プレゼン完成・オリジナリティの追求(スライドマスターの活用)と動画アップ
15実践演習7:ポスター作製(スライドのサイズ変更) Rubricでの実力確認(3)
16定期試験期間:到達度の確認