【講義概要】
本講義では、第二言語習得・外国語教授法等、日本語教育に関する諸側面について学び、日本語に関する知識を深めるとともに、それをいかにして効果的に教えることができるかについて考える。
本講義では、外国語学部におけるディプロマポリシーに挙げられる以下の能力の獲得を目指す。
⑤グローバルな視点から世界の文化、社会について考え、自分なりの評価を下すことができる。
【学習到達目標】
・日本語教育の諸側面について知る。
・日本語の知識を深め、効果的な教授法を知る。
・日本語を学ぶ外国人に、日本語特有のものの考え方などを教えることができる。
【履修上の注意】
この授業における課題の提出および一部の授業ではTeamsを使います。
1. 毎週、教科書の指定箇所の予習をし、積極的に授業の議論に参加すること。
2. 課題の締め切りは厳守すること。課題の提出遅れと未提出は0点とみなす。
3. 本講義ではセミナー形式で教科書を輪読し、発表・実践を行うため、積極的に授業参加することが求められる。遅刻もやむを得ない状況を除き、欠席の扱いとなる。
【事前準備学習】
本講義は、アクティブラーニングの形式を中心に行う。
授業前に授業内容の予習を行い、当該科目の教科書等を用いて復習した上で授業に臨む必要がある。
初回を除き、履修者により発表をし積極的にグループで議論を行う。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『増補改訂版 新・はじめての日本語教育2 日本語教授法入門』 高見澤孟 アスク 2016 教科書は初回の授業までに入手すること。
当該シリーズには1と2があるが、本講義では2を使用するため、自身で購入する場合は確認したうえ購入してください。 |
参考書 | 『アプローチ&メソッド 世界の言語 教授・指導法』 ジャック・C・リチャーズ,シオドア・S・ロジャーズ 東京書籍 『新・はじめての日本語教育 基本用語事典』 高見澤孟 アスク 2004 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
授業中の議論・発表 50%
模擬試験 50%
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | ガイダンス | |
2 | 日本語教師の役割 | |
3 | 日本語を教えるということ | |
4 | 初級の教え方確認(発音・会話1) | |
5 | 初級の教え方確認(発音・会話2) | |
6 | 初級の教え方確認(文字・読解) | |
7 | 中上級の教え方確認(会話・聴解) | |
8 | 中上級の教え方確認(読解・情報収集) | |
9 | 中上級の教え方確認(その他のクラスの指導) | |
10 | 評価と試験 | |
11 | 教授法:オーディオ・リンガル・アプローチ、コミュニカティブ・アプローチ | |
12 | 教授法:TPR、サイレント・ウェイ、CLL | |
13 | 教授法:ナチュラル・アプローチ、コミュニカティブ・アプローチ、サジェストペディア | |
14 | 教授法:内容重視の教授法、協働言語学習法、タスク重視の言語教授法 | |
15 | 模擬試験 | |
16 | 定期試験期間 | |