【講義概要】
この授業は日本語教育に必要な基本的知識を構築する目的で以下の点を学習する。
(1) 日本語教育の中級、上級レベルの教育内容や指導法を学ぶ。
(2) 中級・上級レベルの教科書・教材を分析し、中級・上級の教育内容を知る。
(3) 中級・上級教授法の基礎として初級の指導法や教壇技術を習得する。
(4) 中級・上級で用いられる生教材を各自作成し、発表する。
(5) 日本語学習者の誤用を分析し、効果的なフィードバックの方法を考察する。
授業は下記のテーマに沿って講義、ワーキング、ディスカッション等の形態をとりながら進める。また、参考資料等を分析するとともに、日本語の授業や教授法に関するビデオ等を見て知見を広める。レポートや課題等の発表も行う予定である。模擬授業も計画している。
【学習到達目標】
日本語教育に関する応用知識を構築し、日本語教育実習やボランティア活動に役立てる。特に日本語の中・上級の指導を中心に学習する。グループによる模擬授業も予定している。
【履修上の注意】
授業の都合上、座席を指定することがある。
忌引き以外は理由の如何にかかわらず欠席と扱う。
(例 就職活動、資格講座等の場合の不在は欠席と扱う)
※ 感染症等の影響で、オンライン授業になることがある。その場合は、TEAMSのリアルタイムの授業の予定である。
※授業にはパソコンを持参する。授業中にCCS等にアクセスして、資料の閲覧等を行う。また、MP、電子講義版等に投稿する。
※課題発表、発言時には、個人のパソコン画面をプロジェクタでスクリーンに投影して行う。
【事前準備学習】
事前課題を授業の前週にCCSに掲示する。講義連絡するので、各自確認し、CCSより提出する。
この授業では、学習効果を最大限にあげるために、日本語の教科書が手元にあることが必要です。教科書を購入したくない人は受講するかどうかをあらかじめご検討ください。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 後日連絡する。 |
参考書 | 必要な資料等は適宜配付する
視聴覚教材 日本語教授法に関するもの |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
試験 30% 平常点 70%(授業態度 30%、 発表・課題等 40%)
*課題は発表と同時に聞く態度も評価に加える。課題発表時に不在の場合は失格となる。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | イントロダクション | |
2 | 日本語教授法Ⅰの復習 | |
3 | 中級レベルの教育内容/模擬授業について | |
4 | 中級の教科書・教材研究 | |
5 | 中級の会話指導・聞き取りの指導 | |
6 | コミュニケーション能力を育てる指導 | |
7 | 日本語教育スタンダード | |
8 | Can-Doと授業の目標・構成・評価 | |
9 | 会話におけるストラテジーの指導 | |
10 | 日本語中級レベルの作文の誤用分析 | |
11 | 日本語教育のコースデザイン論 | |
12 | 課題発表 模擬授業発表 | |
13 | 日本語教育能力試験/模擬授業 発表 | |
14 | 授業総括 | |
15 | 教授法のビデオ/日本語教師海外派遣/質問/情報提供等 | |
16 | 期末試験 | |