名古屋学院大学シラバス


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【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
2限ヨーロッパの文学秋A名古屋 21山本 淑雄WB1315

【授業情報】

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講義概要

ヨーロッパの文学および芸術におけるゲーテの『ファウスト』の意義を学ぶ。ヨーロッパ文学の最初の金字塔はホメロスの二大叙事詩『イーリアス』と『オデュッセイア』であり、この二作はギリシア神話の集大成である。ルネサンスの幕を切ったダンテの『神曲』は魔術的な宇宙論を背景にキリスト教の死生観を描く。そして近代に至って、ゲーテの『ファウスト』は悪魔との契約という象徴のもとに人間自我の問題をつきつける。こうした文学史を背景として、『ファウスト第二部』の根幹をなす古代ギリシア神話の多神教的世界、ルネサンスの魔術的世界、そして、そこから浮かび上がる近代の人間自我と悪の問題を追究していく。



【学習到達目標】

ヨーロッパ文学の根底をなす理念の理解をめざす。



履修上の注意

毎回、講義参考資料をCCSの教材BOXにアップロードしておくので、授業理解の参考にするように。授業は私語厳禁。
なお、やむをえず非対面授業になる場合は、CCSを活用した基本型授業(教材提示・課題提出)で実施します。



【事前準備学習】

あらかじめテキストをよく読んでおくように。講義後はテキストの意味の把握に努めること。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『ファウスト(二)』 ゲーテ(高橋義孝 訳) 新潮文庫
参考書-参考書は、登録されていません。-
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

レポート試験70%+平常点30%



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1ファウストの復活
2魔術師ファウスト
3仮面舞踏会
4欲望の炎
5ホムンクルス
6火と水の戦い
7火と水の結婚
8ヘレナとの結婚
9ヘレナとの別れ
10戦争
11バウキスとフィレモンの悲劇
12ファウストの死と救済
13愛と犠牲
14ドイツ理想主義
15レポート試験
16定期試験期間