【講義概要】
この授業では、スペインを代表する芸術家(主に画家、稀に建築家)や作品(主に絵画作品、たまに建造物)を取り上げ、芸術家や作品、彼らやそれらを取り巻く背景を論じていきます。
具体的には、エル・グレコ、ベラスケス、ゴヤ、ピカソ、ダリといった画家や彼らの絵画作品、アルハンブラ宮殿やサグラダファミリアなどの建造物など、時代や制作地域の異なる芸術家や作品を取り上げます。作品が制作された時代の社会的背景(歴史、文化、宗教など)や芸術家の生涯を辿りながら芸術作品を考察し、スペインという国やスペイン美術に関する基礎知識を身につけていきます。
授業ではワークシートを配付します。ノートやメモはワークシートに書き込んでください。
作品は主にPowerPointで紹介します。時折DVDも使用する予定です。
なお、「講義テーマ」に記した内容は、授業の進捗状況により、若干変更される可能性があることを承知しておいてください。
【学習到達目標】
スペイン美術史における代表的な芸術家や作品、作品の見方などの基礎知識を身につける。
スペインの歴史や文化に関する知識を身につける。
【履修上の注意】
履修前のスペインやスペイン美術に関する知識は必要ありません。スペイン美術に興味があり、積極的に授業に参加する意欲のある学生の受講を歓迎します。
授業に関係のないことをするのは厳禁です。スマートフォンを触る、私語をする、授業で必要のないものを机の上に出す、みだりに教室を入退室するなどの行為は減点の対象となります。
授業は講義形式ですが、質問を投げかけ、アトランダムに当てる(指名する)ことがあります。指名された時に質問内容を聞いておらず、答えられなかった場合は減点となります(質問を聞いていたけれども答えられなかったり不正解だったりした場合は減点になりません。)。
初回のガイダンスでより詳しく履修上のルール等の話をします。履修希望者は必ず初回授業に出席してください。第2回授業からは座席指定の予定です。
【事前準備学習】
授業で扱った芸術家、作品、時代背景などについて、書籍やインターネットなどでさらに詳しく調べ、知識を深めましょう(事後学習)。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 使用しません。ワークシートを配付する予定です。 |
参考書 | 大高保二郎監修、『スペイン美術史入門-積層する美と歴史の物語』、NHK出版、2018 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
授業への参加度20%、コメントカードの提出(毎回)40%、試験40%により評価します。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 授業ガイダンス | |
2 | エル・グレコ(1) | |
3 | エル・グレコ(2) | |
4 | アルハンブラ宮殿 | |
5 | ベラスケス(1) | |
6 | ベラスケス(2) | |
7 | スルバランとムリーリョ | |
8 | ゴヤ(1) | |
9 | ゴヤ(2) | |
10 | ガウディとガウディの建築作品 | |
11 | ピカソ(1) | |
12 | ピカソ(2) | |
13 | ダリ(1) | |
14 | ダリ(2) | |
15 | まとめ | |
16 | 定期試験期間 | |