【講義概要】
この授業は、「基礎セミナー」に引き続き、大学で「自主的に」学んでいく
ための基礎的な力を、「憲法」、「民法」、「刑法」などの実定法について
の演習形式で身に付けていくものである。授業では、「基礎セミ
ナー」で身に付けた表現能力の一層の向上をはかりつつ、さまざまな社
会問題について法的な視点から考察し、自分の意見を発表できるように
なることを目指すこととする。授業で扱う題材については、受講者が身
近に感じることのできる具体的な問題を取り上げて、教員が指定した文
献を講読しながら、レジュメの作成、発表、質疑応答を行う。また、「基
礎セミナー」および「導入演習」の授業を通じて各自が関心を持ったテー
マについて、法的な視点から自分の意見を交えつつ、レポートを作成す
る。
この授業を履修することで、実社会で生起する様々な法的課題を正
確に理解すると共に、他者に対して、自分の法的な考えを口頭や文章に
よって的確に伝える能力を養うことができる。
【学習到達目標】
本演習授業では、「基礎セミナー」で身に付けたレジュメの作成、発
表の方法、討論の進め方に一層の磨きをかけつつ、より一歩進んで、文
献を適切に読み解く力(文献講読力)の基礎を固めて、「憲法」、「民法」、
「刑法」などの法文献の内容を敷衍したレジュメを作成し、その成果をプレ
ゼンテーションする能力を身に付けることを目標とする。また、法学部の学
生として、社会問題を法的な視点から考察する意識を高めることも目
指す。
【履修上の注意】
授業の準備にあたってより積極的に図書館の資料やCCSを活用するこ
と。
授業の大部分はグループ学習となるため、欠席をしたり、発表の準
備を他人任せにしたりすることは厳に慎むこと。
【事前準備学習】
本講義では、①自由テーマ報告(法学分野または政治学分野)、②法令や文献引用マニュアル、③その他の事項を取り扱います。
なお、自由テーマ報告の報告テーマ例は、下記の通りです。
Ⅰ刑事法分野
1,死刑制度の是非
2,死刑選択基準
3,安楽死
4,犯罪傾向とその対策(警察白書等を参照)
Ⅱ憲法分野
1,男女平等・男女共同参画
2,自己決定権
3,「一票の格差」問題
Ⅲ行政法・地方自治分野
1,自治体の「まちづくり」・総合計画
2,消防行政の諸課題(消防白書等)
Ⅳ政治学分野
1,選挙と投票率
2,外国の政治事情
3,国内の政治的な話題
*以上は一例です。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 授業中適宜指示する。 |
参考書 | 授業中適宜指示する。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
平常点で評価する。レジュメの作成、発表への取組みの姿勢、授業で
の質疑や討論への参加態度などを総合的に判断して評価を行う。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | ガイダンス 授業予定と自己紹介 | |
2 | 担当教員によるモデル発表 | |
3 | 発表1 | |
4 | 発表2 | |
5 | 発表3 | |
6 | 発表4 | |
7 | 発表5 | |
8 | 発表6 | |
9 | 発表7 | |
10 | 発表8 | |
11 | 発表9 | |
12 | 発表10 | |
13 | 発表11 | |
14 | 発表12 | |
15 | まとめ | |
16 | 定期試験なし | |