名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
4限専門導入演習秋A名古屋 21大久保 紀彦LG1105

【授業情報】

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講義概要

この授業は、「基礎セミナー」に引き続き、大学で「自主的に」学んでいくための基礎的な力を、「憲法」、「民法」、「刑法」などの実定法についての演習形式で身に付けていくものである。授業では、「基礎セミナー」で身に付けた表現能力の一層の向上をはかりつつ、さまざまな社会問題について法的な視点から考察し、自分の意見を発表できるようになることを目指すこととする。授業で扱う題材については、受講者が身近に感じることのできる具体的な問題を取り上げて、教員が指定した文
献を講読しながら、レジュメの作成、発表、質疑応答を行う。また、「基礎セミナー」および「導入演習」の授業を通じて各自が関心を持ったテーマについて、法的な視点から自分の意見を交えつつ、レポートを作成する。
この授業を履修することで、実社会で生起する様々な法的課題を正確に理解すると共に、他者に対して、自分の法的な考えを口頭や文章によって的確に伝える能力を養うことができる。



【学習到達目標】

本演習授業では、「基礎セミナー」で身に付けたレジュメの作成、発表の方法、討論の進め方に一層の磨きをかけつつ、より一歩進んで、文献を適切に読み解く力(文献講読力)の基礎を固めて、「憲法」、「民法」、「刑法」などの法文献の内容を敷衍したレジュメを作成し、その成果をプレゼンテーションする能力を身に付けることを目標とする。また、法学部の学生として、社会問題を法的な視点から考察する意識を高めることも目指す。



履修上の注意

授業の準備にあたってより積極的に図書館の資料やCCSを活用すること。
授業の大部分はグループ学習となるため、欠席をしたり、発表の準備を他人任せにしたりすることは厳に慎むこと。
グループ発表の準備のために、積極的に授業時間外にもグループで集まって学習を行うよう心がけること。



【事前準備学習】

授業中適宜指示する。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『民法1総則 判例30!』 原田 昌和 他 有斐閣 2017
授業中適宜指示する。
参考書授業中適宜指示する。
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

平常点で評価する。レジュメの作成、発表への取組みの姿勢、授業での質疑や討論への参加態度、ポートフォリオの記述などを総合的に判断して評価を行う。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1判例をグループワークで学ぶ。「何故遠慮がいるのか」(最高裁昭和44年判決)制限行為能力者の詐術。意思表示の解釈
2阪神電鉄事件(大審院昭和7年判決):胎児の権利能力。停止条件説。制度趣旨(誰の保護)
3引揚者団体建物収去土地明渡(最高裁昭和39年判決) 権利能力なき社団。総有。制度趣旨(誰の保護)
4塩釜レール入事件(大審院大正10年判決):慣習と任意規定。証明責任
5長崎じん肺訴訟:消滅時効の起算点。判例の読み方。事案・論点の確認
6長崎じん肺訴訟:第一審、控訴審。結論と理由:チーム毎の準備・発表
7長崎じん肺訴訟:最高裁。足立区教師殺害事件(論点の確認、チーム分け)
8足立区教師殺害事件(第一審の争点ごとの主張対立と判決)
9足立区教師殺害事件(控訴審の争点ごとの主張対立と判決)
10足立区教師殺害事件(模擬裁判準備)
11足立区教師殺害事件(模擬裁判練習:法廷教室)
12足立区教師殺害事件(模擬裁判本番:法廷教室)
13判例F
14判例G
15まとめ・振り返り
16定期試験なし