名古屋学院大学シラバス


                シラバス

演習指導概要 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
6限専門演習2通年名古屋 44大久保 紀彦LG4101
6限専門演習2通年名古屋 44大久保 紀彦LG4101

【授業情報】

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主題

これまで学修してきた法学部専門科目が、卒業後のビジネスパーソンとしての活動にどのようにいかされていくのか。4年生前期は、テキストを用い、新聞読込みも併用しながら、実例に即して学んで行きます。

学修のフレームワークはLSMAP(エル・スマップ:Legal Stake Holders' Map)。企業と顧客、取引先、従業員、役員、株主、競争相手、行政機関などとの法的関係、つまり権利・義務がいかなる法によって発生するのかを確認します。適用される法律は民法を中心として会社法などの民事法が中心となりますが、刑事法、各業界を規律する業法、経済法など多岐にわたります。

4年生夏休み前後からは、それぞれの進路となる企業、業界とかかわる課題をテーマとする卒業論文に取組んで行きます。



指導方針概要

4年生のゼミを、法学部生としての総まとめと位置づけて指導していきます。
前期は、就活内定に向けて、それぞれが必要とする能力をブラッシュアップしていきます。就活中、一人で悩み孤立しないよう、ゼミ仲間との話し合い・情報交換が大きな安心材料・励ましになります。誰にとっても厳しい時期を仲間とともに乗り切れるよう、就活選考対策も兼ね、上記ケーススタディーを材料としたグループワーク、グループディスカッションを行います。

4年生後期に取組んで行く卒業論文は、それぞれが進む企業・業界の「社会経済的背景」を理解し、「地元への貢献」を意識した上で、法的問題に着目して検討を進めていきます。SDGs、少子高齢化などの社会経済的背景はどの企業にも共通することでしょう。また、地元への貢献という視点も欠かせません。ビジネスパーソンとして「コンプライアンス」の意識を明確に固めておくことも大切です。

自身の卒論作成からだけでなく、仲間のゼミ生の卒論からも多くを学ぶことができます。卒業後も、お互いに尊重しあえる強い関係を作っていってもらいたいと思います。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
テキスト『「ビジネス法務」集中講義』 大久保紀彦 中央経済社 2014
『社会人なら知っておきたいコンプライアンスの落とし穴』 江川 淳ほか 経済法令研究会 2020
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

学生に対する希望事項

真摯な授業態度、毎回のゼミへの積極的参加はもちろん、授業外における準備、授業後の振り返りのミニッツペーパーを提出してもらいます。これらとともに、卒業論文への取組みと内容・発表を総合的に判断のうえ、評価をします。