【主題】
「社会の中のスポーツ」について「主体的」に学ぶ-「問い」を見つける-
【指導方針概要】
【基本となる考え方】
本ゼミでは、「スポーツと社会の関わり」について研究していきます。
もう少し詳しく言うと、社会におけるスポーツに関する「取り組み」や「決まり事」について、そこに存在する問題を理解し、解決策を考えていきます。
最終目標は、4年生の最後に提出する「卒論」です。
本ゼミは卒論を重視しますので、その分要求も高くなります(一人一題、ゼミ内での発表会3回、外に出ての調査など)。
3年生のうちは、卒論として探求する「問い」を見つけるために、興味あるテーマについて広く浅く調べていきます。
またこのことを通して、論文の書き方と発表の仕方も学びます。
4年生になったら、その「問い」に答えるために、具体的な調査を行い、その結果を分析し、卒論としてまとめます。
なお、卒論を補強する取り組みとして、スポーツビジネスの場に出向いたり、スポーツ事業を企画したりすることも考えています。
【卒論テーマの範囲】
スポーツに関する「取り組み」「決まり事」は、次のように言い換えるとこともできます。
・取り組み⇒①スポーツ「政策」(政府が行っていること)、②スポーツ「経営」(企業・協会・クラブ等が行っていること)
・決まり事⇒③スポーツ「制度」(法律のような国家の制度から、プロスポーツの移籍制度のような個別制度までを含む)
この①②③という分類から、これまでのゼミ生の「問い」(=卒論の内容)の一部を示すと次の通りです。
①国体の選手強化はなぜ行われるのか?、スポーツ施設は地域間で格差があるのか?
②特定スポーツの人気はその用品市場を拡大させるか?、Jクラブの無料チケット配布戦略は成功したか?
③ドラフト制度は戦力を均衡にしたか?、選手の不祥事でチームが連帯責任を負う制度は妥当か?
この他、「スポーツ」「健康」「こども」「教育」「地域」などに関する「社会的な」テーマであれば、何でも受け入れます。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
テキスト | 『スポーツ政策論』 菊幸一ほか(編) 成文堂 2011 『導入対話によるスポーツ法学 第2版』 小笠原正(監修) 不磨書房 2007 『改訂版 スポーツ経営学』 山下秋二ほか(編) 大修館書店 2006 『レポート・論文の書き方入門 第3版』 河野哲也 慶應義塾大学出版会 2002 『論文の書き方』 澤田昭夫 講談社 1977 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【学生に対する希望事項】
・マイナーな分野ですので、この分野に関して強い想いを持つ学生を希望します
例)スポーツビジネスの現場を知りたい!
公共的な仕事(公務員など)に興味あり!
最近、何だがスポーツにうんざりしている
最近、スポーツの良さを広めたくてたまらない
・ゼミ活動はチームプレーですので、ゼミ生間で連携・協力できる学生を希望します
・やむを得ない場合を除き、欠席は認めません