名古屋学院大学シラバス


                シラバス

演習指導概要 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
5限専門演習通年名古屋 43新美 達也EK3101
5限専門演習通年名古屋 43新美 達也EK3101

【授業情報】

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主題

 本演習では,経済学をベースとした国際開発に関わる様々なテーマを各自で設定し,4年次に「卒業論文」を作成することを目指します。本演習のキーワードは「途上国」地域開発,「現地フィールドワーク」です。

※途上国にも,海外にも行きたくない,関心のない学生はご遠慮ください。

(例)2023年度の卒業研究テーマ
「バングラディッシュの経済発展の要因と課題-縫製産業を中心に-」
「ベトナムにおける日本語教育-経済開発の視点から-」
など

 研究報告書・卒業論文の作成を通じて,基礎知識の修得・応用能力,課題発見・解決能力,自律的な計画能力,他者とのコミュニケーション能力,アカデミックライティング能力,ワードやエクセルなどの基礎的なIT運用能力からTeamsやZoomなどのリモート技術運用能力の向上,プレゼンテーション能力など多面的な知識・能力・技術を習得することができます。
 くわえて,本演習を通じて習得した「国際開発」に関わる専門的な知識・技術は,卒業後のみなさんのキャリアに直接的・間接的に必ず活かされます。



指導方針概要

 本演習は,「国際開発」に関わる様々なテーマで,4年次に「卒業論文」を作成することが大前提です。「卒業論文」の提出は必修です。

※ゼミ紹介(https://nguacjp.sharepoint.com/sites/economics365/SitePages/%E3%82%BC%E3%83%9F%E7%B4%B9%E4%BB%8B.aspx)

 原則として2年次までに,「開発」に関わる共通「言語」・「認識」=常識を身につけていることとします。そのために,国際経済関連科目や,外国経済論,開発経済学などの講義を履修している,あるいは3年次に履修することをおすすめします。

 その上で以下のような年間計画で本演習を進めたいと考えています。
<3年次>
1.基礎的知識の確認/各自のテーマを確定(半期)
・基礎的文献の輪読
(方法)
 毎回個人あるいは複数人で担当箇所を事前に読んで,「要約+発展」させたプレゼンテーションをして頂きます。そのプレゼンテーションを元に全員でディスカッションをします。ディスカッションする上で,担当でない学生も同じ箇所を事前に読み込んでおく必要があります。
2.夏期休暇
・(可能な状況であれば)国内外のフィールド調査体験(必修)-レポート作成(卒業論文様式に準ずる)
3.各自のテーマの報告(半期)
(方法)
 毎回各自で決めたテーマについて紹介して頂きます。その内容について全員でディスカッションをします。
4.各自のテーマにそった研究計画の作成およびフィールド調査(計画)

<4年次>
1.卒業論文作成に必要な文献資料の収集(半期)
2.卒業論文構想の報告(半期)とディスカッション
3.フィールドワーク(夏期休暇など)
4.卒業論文中間報告とディスカッション(半期)
5.卒業論文提出

 成績評価方法はルーブリックを用いて履修生と評価の基準を明確にしたいと考えています。ただし,イントロダクション時に評価基準については学生と詳細について検討します。

※自然災害時はもとより,海外との交流など適宜リモートでも演習を実施します(あるいは対面時にも使用します)。
【新美ゼミ】Teamsの招待コード:swyj30w

※ゼミ紹介(https://nguacjp.sharepoint.com/sites/economics365/SitePages/%E3%82%BC%E3%83%9F%E7%B4%B9%E4%BB%8B.aspx)

※基本的な本演習への取り組み姿勢
・学生個々人の自律的かつ自主的な学修を前提にしています。
・本演習を通じて,知識や教養の涵養に加えて,他者を理解し,尊重する姿勢や態度,集団行動でのコミュニケーション能力などを身につけたいと考えている学生の参加を期待しています。
・本演習では,他者との交流(コミュニケーション),フィールドワークを推奨しています。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
テキスト『Introduction to International Development』 Haslam,P.A, J.Schafer, and P.Beauder, eds. Oxford University Press 2021
『調査されるという迷惑-フィールドワークに出る前に読んでおく本』 宮本常一・安渓遊地 みずのわ出版 2008
『学生のためのフィールドワーク入門』 アジア農村研究会 めこん 2005
『世界開発報告(WDR)』 世界銀行 世界銀行 各年
『開発経済論』 原洋之介 岩波書店 2002
上から1~2は2年次(専門基礎)にて扱います(必読書)、3番目は専門演習学生がフィールド調査を計画する際の必携書です。 3年次(専門演習)から参加する学生(テキスト1~2未読)については、専門基礎学生と一緒に右テキストを輪読頂きます。 4~5のテキストは随時各自論文作成時等に活用ください。
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

学生に対する希望事項

※選考
・希望者は,本シラバスおよびゼミ紹介ポスターなど(経済学部ポータルサイト等)を熟読の上,演習応募時に以下CCSに書き込んでください。応募者にはメール(大学)等で面接日時をご連絡しますので,必ずご確認ください。

(1)現時点での「興味ある途上国地域」及び「関心事項」(例:農業)
(2)これまでの大学生活で取り組んできたこと
(3)過去渡航した国や地域とその理由
(4)その他(本演習に対するご要望や期待などあれば)

※本演習参加の必要条件
・体力のある学生
・好奇心のある学生
・異文化理解能力の潜在的保有学生
・行動力のある学生

・本演習のキーワードは「途上国地域」開発,「現地フィールドワーク」です。途上国にも,海外にも行きたくない,関心のない学生はご遠慮ください。

※その他,ご相談などあればオフィスアワーをご活用ください。事前のゼミ参加も大歓迎です。
<オフィスアワー>
火曜日4限曙館748研究室あるいはTeams「Office-hours(Niimi)」(招待コード:ktasevy)
但し,事前にアポイントメントを取られた学生を優先します。