名古屋学院大学シラバス


                シラバス

演習指導概要 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
6限卒業研究通年名古屋 84児島 完二EK4101
6限卒業研究通年名古屋 84児島 完二EK4101

【授業情報】

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主題

1. 卒業論文の完成: 経済学部のディプロマ・ポリシーの達成

 主体的な学修活動としてゼミナール(サブゼミ・本ゼミ)を進めます。卒業論文の完成という大きな目標を効率的に遂行するために、自己マネジメント能力を養います。ゼミ生の発表の場はサブゼミが中心で、相互のダメ出しから研究内容の改善を行います。経済学部の卒業研究発表会までに研究内容(ストーリー・結論)をPowerpointのスライドに完成させます。その後、発表内容が確実に伝わるよう日本語で論文を執筆します。MS365を駆使して、見事な体裁と些末なミスのない卒業論文に仕上げます。

2. ビジネスパーソンに向けた最終準備: 主体的な学修者に向けて
 a. 目標に向けて計画を立てて、遅滞なく実行する(社会人基礎力の訓練)
 b. ゼミの仲間と励ましながら一緒に努力する(人間力の育成)
 c. 経済学士としての考え方を身につける(学士力の達成)



指導方針概要

 春学期は、卒業後の進路指導が中心ですが、併せて、論文作成で必要な基礎能力とTeamsなどMS365(Word, Excel, Powerpoint, OneDrive, Sharepoint, Formsなど)の機能を確認します。進路が決定した学生から研究テーマを見直し、深く掘り下げます。新たに調査した内容をPowerpointにまとめ、発表・ダメ出しを繰り返して、アウトラインの作成方法を指導します。必要となる参考文献や関連データを織り込みながら、研究内容の充実をはかります。

 秋から本格化する卒業論文の作成に向けた準備として、チームを決定します。テーマに関連する資料収集から課題解決の方策を探り、問題提起から結論・提言に至るまでのストーリーを完成させます(ロジカルシンキングの養成)。春学期中から夏休み期間で、オンライン・オフラインでの自主的なサブゼミをチームで開催し、互いにダメ出しやアドバイスで研究を深めます。

 秋学期は、Powerpointで論旨明快なアウトラインが発表でき、妥当な結論・提言に到達した学生から、Wordでの卒業論文作成に着手します。研究背景から結論までが文字で十分に伝わるような日本語表現力を身につけます。互いの原稿のダメ出しを繰り返す実践作業から、大学生の卒業論文として十分なレベルまで原稿をブラッシュアップします。このプロセスで、各人のクリティカルシンキングを養成します。併せて、後輩たちの研究をサポートすることで、自分の研究成果に気づきを得ます。

 発表会・報告会などのイベントは目標達成に有効なので、卒業研究発表会に全員がエントリーできるよう指導します。年内に全員が卒業論文を完成できるよう、チーム内での協力体制を構築し、仲間意識の醸成をはかります。ゼミではネットツールが自在に扱える社会人の育成を目指します。ゼミ生全員で助け合いながら、テレワークで生産性を上げられる人材、社会の要請に応えられるような人材となることを目標にします。オンライン・オフラインのどちらでも対応できるようにします。

 以上のような学修プロセスをやる気のある仲間と歩めば、質の高い卒業論文が完成でき「学士力の達成」という目標が達成できます。大学生として必要な知識・技術を身につけ、経済学的な考え方を養い、有用な社会人として活躍できるようなレベルまで引き上げます。結果としてルーブリック20(卒論・ダメ出し技術)のチェック項目がすべて達成できることが望まれます。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
テキスト『伝わるデザインの基本 増補改訂版』 高橋佑磨, 片山なつ 技術評論社 2021
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

学生に対する希望事項

 卒業論文は先延ばしするのではなく、早めに終われるような計画を立てて、完成できるような自己マネジメントに挑戦してください。意志が弱く、ひとりでできない場合は、サブゼミなどで皆と一緒に勉強してください。ゼミ仲間との絆ができることを希望します。
 高い志を持ってゼミに臨んでください。ゼミの仲間と切磋琢磨することで、自分の人生を変えることができます。自分を良い方向に変えたいという意志があれば、まず行動が変わります。1年間、皆と頑張り続けることで、良い習慣が身につきます。2年間続ければ、それが性格になります。そして、皆から信用・信頼されるようになり、自分の人生を好転させることも可能でしょう。
 最後に、21世紀の生き抜くキーワード「好奇心と情熱」を持っている学生を望みます。