名古屋学院大学シラバス


                シラバス

演習指導概要 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
5限専門演習通年名古屋 43伊沢 俊泰EK3101
5限専門演習通年名古屋 43伊沢 俊泰EK3101

【授業情報】

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主題

4年次卒業研究への準備段階として、「調べ学習」ではない学生それぞれの「自主研究」に取り組むためのトレーニングをする。具体的には以下の通りである。
1.中部地方10大学からなる「中部経済学学生コンソーシアム」主催のインターゼミ(毎年11~12月開催)に参加し、ゼミ・グループの自主研究プロジェクト(テーマ課題はゼミ生の議論に基づき自主的に決定)を立ち上げ経済社会の調査分析能力とプレゼンテーション能力の向上を目指す。
2.ミクロ経済学の応用(国際経済学など)と計量経済学の基礎を上記プロジェクトを通して身につける。
3.経済データに強くなり、回帰分析などで仮説の検証ができるようになる。



指導方針概要

このゼミは、経済学の発展的学習を通して自らの論理的思考能力、調査能力、プレゼン能力を磨きスキルアップしたいと志す学生に向いたゼミである。入ゼミに当っては、必ずしも豊富な経済学の知識を前提とはしない。しかし、知的好奇心をもって日々努力することを惜しまない学生であってほしい。

私が専門とする「国際経済学」は「マクロ経済学」「ミクロ経済学」の応用分野である。また「国際」とあるように、日本と世界各国との経済取引や経済活動の比較を主として行う分野である。この演習を通して日本経済・世界経済で起きている様々な現象を経済学的観点から捉えられるように指導する。ゼミ参加者の経済学マインドを養い,経済学部卒業までにそれに相応しい分析道具と論理的思考法を身につけてもらう。

また,伊沢ゼミ3年生は中部経済学学生コンソーシアム主催に加盟する名古屋・中部地区の他大学経済学ゼミ(名古屋学院大・名大・名市大・富山大・南山大・愛知大・中京大・愛知学院大・名城大・福井県立大など)とのインターゼミ(研究発表交流会議)に参加する。ゼミのメンバー間で話し合い,グループの研究テーマを自主的に決め、11~12月に実施される大会に出場する。
インターゼミでの研究報告テーマは幅広い経済テーマから自主的に選択可能である。なお、伊沢ゼミの研究報告は毎回高い評価を受けている。このようなイベントもあるので,積極的にゼミ活動に参加できる学生を希望する。

<演習指導内容:まとめ>
春学期:
①インゼミでのグループ報告テーマについて各自提案し,合議の末グループ報告テーマを決定し,その準備作業を行う。
②応用ミクロ経済学の学習・計量経済分析の基礎についての学習

夏期休暇・秋学期以降:
③インゼミ報告のためのグループ研究完成
11月に行われるインターゼミに提出する研究発表の中間報告を仕上げ、定例授業外のゼミ勉強会なども利用して発表報告を繰り返し完成させる。
④4年次に完成させる卒業論文の前哨戦として、メンバー各自が決めたテーマに基づく研究報告書作成

いずれの作業もメンバーが研究調査した内容を毎週発表・討論する形で行う。

なお、感染症をめぐる社会状況が落ち着き、可能であればゼミ合宿などの勉強会を夏季休暇などに行い、インターゼミのプロジェクト研究について幅広く討論・学習する機会を持ちたいと思っている。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
テキスト『国際経済学をつかむ(第2版)』 石川城太・菊地徹・椋寛 有斐閣 2013
『ミクロ経済学I・II』 八田達夫 東洋経済新報社 2009
『実証分析のための計量経済学』 山本勲 中央経済社 2015
を参考文献として推奨する。このほかの参考文献リストについても随時紹介する。
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

学生に対する希望事項

1.「ミクロ経済学1・2」「国際経済学1」(~入門とは別科目)を既に履修済みか、そうでなければ3年次に履修して欲しい。 
2.演習時にノートパソコンを毎回利用するのですぐに使えるよう準備しておくこと。
成績評価については,年度末に各自が提出する研究報告書が必須なのは言うまでもないが,日頃の取り組み状況と学習態度を重視する。無断欠席・遅刻は絶対に許されない。

オンライン授業が必要な場合のMIcrosoft Teamsの招待コードは開講までにこのシラバスやCCS上で連絡する。