【指導方針概要】
例えば、以下のようなこと気になりませんか?
・奈良時代、母音は8個だった?(古代日本語8母音説)
・「はは(母)」は昔「ファファ」、もっと昔は「パパ」だった?
・『鬼滅の刃』上弦の鬼、黒死牟(コクシボウ)・童磨(ドウマ)・猗窩座(アカザ)・半天狗(ハンテング)・玉壺(ギョッコ)・妓夫太郎(ギュウタロウ)&堕姫(ダキ)、なぜ全て濁音が含まれている?
・英・中・韓・仏・西語のLやR、日本語ラ行音とどう違う?
・アに聞こえる、英語の6母音(bat[bæt]・lie[laɪ]・fun[fʌn]・father[fɑːðɚ]・about[əbaʊt]・turn[tɚːn])、どう違う?
・中国語の-in/-ing、なぜ聞き分けにくい?
・韓国語の2つのエ、2つのオ、2つのウは、どうしたらしっかり区別できる?
・音楽の歌詞の、アクセントや声調の高/低と、音楽的な音の高/低の関係、ある?ない?
「『ことば』に関する身近なことを、学問的に分析する」こと=「言語学する」
→上記の例が「気になる~!」と思った人は、向いていると思います。
①3年次前半:
「ことば」について考えるための知識を、インプットすることを中心に行ないます。
具体的には、テキストを輪読しながら、2、3人ぐらいの小グループで、内容をまとめて、パワポでプレゼンし合い、学び合います。
◎卒論のテーマは自由なので、「ことば」以外(ex.文化等)のテーマで書いてもOK!
② 3年次後半~:
自分が興味あることについてテーマを決めて、パワポでプレゼンします。
→関連資料を探して、まとめ、人に伝える、というプレゼン能力を高められます。
発表者以外の人も、1人1つ質問することになっているので、傾聴力・質問力が身に付きます。
もし希望があれば、中国語を磨く、或いは、将来必要になりそうなベトナム語等をかじってみますか?
卒論テーマの例:
●言語・文学系
・台湾の中国語のそり舌音の特徴
・英語母音の米音/英音と日本語母音
・韓国語[e/ɛ]の区別保存の現状
・ヒット商品ネーミングの母音・子音の秘密
・尾張・三河・三重県方言のアクセントの違い
・マーケティング論と近現代日本文学界の変遷
●国際文化系
・「カワイイ」と思うメイクのポイント日中韓比較
・ディズニー映画からみる女性の立場の変化
・「いい曲」と感じるコード進行の日中韓比較
・外国人に人気の日本アニメの特徴
・日本と欧米のお笑いのツボ比較
・日韓OTT市場の違いとその背景
◎発表者のほか、司会役の練習もできます。
◎学外から就活のプロをゼミに招き、毎月1回、「就活セミナー」をやってもらっています。
★先輩たちの感想:
・樋口ゼミの子は、みんなヤル気があって真面目に努力するので、ゼミ全体の雰囲気がいいです。
・人前でプレゼンする、司会する、学生間でやり取りする、その場で質問を考える等、インターンシップや就活に役立ちました。
・話し方やスライドのレイアウト等を学び合うことで、プレゼンのスキルが上がり、慣れて短時間で作れるようになったので、就職後に役立つと思います。
◎コロナ前は、ゼミコンパやお花見にも行っていました。
◎常に、「就活」とその後の「社会人になってから」を見据え、就職試験の「面接・集団ディスカッション」で役に立ち、社会人になってからも「生きる力」になることを意識しています。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
テキスト | -テキストは、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【学生に対する希望事項】
「語学が好きで、外国語を勉強すること自体が楽しい。」という人は、向いていると思います。