【主題】
以下のシラバスを熟読し、当ゼミの趣旨をよく理解すること。
当ゼミでは、自分で考え、自分の意見を人にしっかりと伝えられる人間の育成を目指す。そのために、主に文章を書くことが授業の中心となる。最終目標は、自分で選んだ主題について12000字以上の論文を書くことである。
【指導方針概要】
毎回課題を与え、それについてまとまった文章を書いてもらう。その過程で、文章作法、論理展開、資料選別の仕方などを学んでいく。また、個人発表の回もある。テーマは、「本を一冊取りあげ、内容を紹介し、自身のコメントをつける」や、「昨今の時事ネタで気になるものを解説し、自身の見解を述べる」などである。まったくの自由テーマもよい。こうして、自分で考え、それを言葉にして人に伝える力を身につけていく。とにかく日本では勉強に対する姿勢が受け身一方で、好きなことを深く掘り下げ学ぶ学問の醍醐味を知らない傾向がある。それを打破すべく、卒業論文のテーマは自分で自由に選んで、独力で最後まで仕上げてほしい(もちろん、適宜アドバイスはする)。そのため、題材は何でもありである。漫画でもよい。世の中には優れた漫画論が多数ある。ただし、それを論文のテーマにする限りは、ふだん受け身で楽しんでいるという姿勢とはおのずと違う取り組み方が要求されるのである。そうした、対象へのこだわり、探求精神を、当ゼミで知ってほしい。物事の表面だけをなでて一生を終える人は多いが、一度でも知的好奇心の赴くまま好きなことを研究した体験は、人生にとって大きな糧となってくれるだろう。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
テキスト | 毎回の作文課題はこちらから与える。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【学生に対する希望事項】
積極的に意見表明してほしい。「だんまり」は禁物である。